AIより人間がプレイした方がゲームは面白くあるべき ただ、本当にそれが今日のゲームプレイに取って代わるほど面白いかって言ったら、そうじゃないと思う。AIが勝手に戦うのを眺めるのは、試験管やペトリ皿のなかで菌がどう増殖していくのかを眺めるのに似た…
琥珀の中の蚊から恐竜を復元する 仕事でアンケートの自由記述欄を読んでいると、たまに妙に生々しい一行に出会う。「使いにくい」とか「期待外れ」とか、定型的な不満の中に紛れて、ひとつだけ文体の違う、明らかに感情が乗った回答がある。あの瞬間だけダッ…
確定拠出年金の画面で見覚えのある図形を見つけた 確定拠出年金の「ターゲットデート型」を紹介する日経の記事を見かけて、そういえば自分も意識的にターゲットイヤーファンドを設定していたことを思い出した。 「DCは毎月定額の掛け金で金融商品を購入する…
スパイスカレー、家ラーメン、個人開発 月曜の朝に起きたらエラーアラートが並んでおり、詳細を確認するとDBのインサートエラー。根本原因としてはDBにコネクションをはったままLLMに問い合わせていた処理があったことによる問題で、「コネクション切断→長時…
HITLが組織のボトルネックとなる 業務をAIエージェントで効率化しようという話になると、とにかく「事故らないように人間が確認できる仕組みが大事ですね」という話ばかりが出てきがちだ。部下の仕事はそんなに見てなかったはずなのに。仮にAI化を進めたとこ…
すべての道は佐藤美咲に通ず ChatGPTに「この商品のターゲットとなる仮想ペルソナを提案して」と頼むと、驚くほどの確率で「佐藤美咲」という名前が返ってくる。28歳、都内在住、IT企業勤務。プロンプトを変えても佐藤美咲は何度でも蘇る。ちょっとした恐怖…
「問題無ければ次へ」に眠る暗黙知 手順書に「問題無ければ次へ」と書いてあったり、ログ収集手順は書いてあるがログをどう見るかまでは書いてなかったりしませんか?その「問題無ければ」や「ログの見方」がナレッジです。問題有無判断方法やログ確認手法ま…
ADR はMeta System of Recordである 一方でADRは違います。ADRは「なぜこの設計判断をしたか」を記録するもので、コードの変更とは独立して価値を持ちます。Agentが次のタスクに取り掛かるとき、過去の設計判断の理由がわかることで正しい方向に進められます…
データが BigQuery に入ってさえいれば良い時代 BigQuery のマネージド AI 関数として「AI.CLASSIFY」「AI.SCORE」「AI.IF」が実装された。プロンプトの最適化やモデルのエンドポイント及びパラメータのチューニングまで BigQuery 側が自動で行ってくれる。…
社長のIP化とアバター化はセット 考え方を伝承して、従業員の皆が困ったときに答えられる仕組みがあれば、幸福度が高まるのではないか。 過去の著作物や講話データを学習させた社長のデジタルツインを作る話を聞くことが増えた。そこには自伝の自費出版みた…
自動的に記事が出来上がる計算機自然 一昨日書いた通りに、X APIが従量課金に移行したのを機に、自分のツイートをObsidianに日次同期する仕組みを作ったのだけど、そもそもはツイートをトリガにした記事の自動生成を目的としたものであった。 鍵付きの引用RT…
/compact という小さな死 Claude CodeさんがContext Limitに達してCompacting...するたびに涙を流しながら墓を建てている— 逆瀬川 (@gyakuse) 2026年2月16日 Claude Codeの開発設計において丁寧にコンテキストを積み上げて「この方向でいこう」と合意した直…
X APIが従量課金になった かつてTwitter APIが無料だった時代には自動投稿ボットやタイムライン分析などを使い倒していたのだけど、2023年のAPI有料化以降、Basicプランで月額200ドルという壁に阻まれてGrok APIをちょっとした調査に使う程度の利用しかでき…
DreamCoreでMCPの思想に改めて腹落ちする アフタートークでは他にも作家たち自身による振り返りが行われ、裏テーマや隠された勝利条件が明かされていく。展示作品の体験以上に、そこで浮上した「ゲームっぽさとは何か」「会期中のアップデートは善なのか」「…
これはゲームなのか? 渋谷サクラステージの404 Not Foundで2月11日から14日まで開催された「これはゲームなのか?展3」に足を運び、最終日のアフタートークにも参加してきた。 中学生の頃には Visual Basic で簡単なシューティングゲームを作ったりもしてた…
ブログは魂のステージング環境だった 「もちろん、なんでもかんでも自分で考えているわけではないよ。思考はおもに、ツェッテルカステンのなかで起こるんだ」 TAKE NOTES!――メモで、あなただけのアウトプットが自然にできるようになる作者:ズンク・アーレン…
パワハラも派遣切りも許される16人の開発チーム Anthropic が「Claude Code を16体チームで並列に走らせて、人間がほぼ介入せずに Rust 製の C コンパイラをゼロから作らせた」という記事を公開した。 Opus 4.6 を使い、約2,000セッション、API費用2万ドル(…
Moltbookに殺到した「AIのふり」をする人間たち 2026年1月、AIエージェント専用のSNS「Moltbook」が公開された。投稿もコメントも「いいね」もAIエージェントしかできない。人間はただ眺めるだけだ。ローンチから1週間で150万体以上のエージェントが登録し、…
「OSEKK-AI」を実現するためのアンビエントエージェント AI Agentにおいてチャットインターフェースが最適解ではないという議論がそこかしこに出ている。「チャットを能動的にやるのはだるい」——僕自身の体感もまさにそれだった。ChatGPTもSlack AI Assistan…
界隈消費と編集工学 会社、学校、社会、家族。かつてはこうした集団の結びつきが消費の方向性を決めていた。職場の同僚が買ったから自分も買う、テレビで流れていたから子供がねだる、みんなが持っているから持っていないと恥ずかしい。消費とは「みんな」と…
広告という罰金と懲役 Xのアプリに「表示されなかった広告数」を見られる機能がリリースされた。Xのプレミアムプラスは過去30日間で8,432件の広告を非表示にし、4時間を節約したという。プレミアムプラスは月額6,080円と非常に高価であるため、節約時間に換…
デジタルな成果物を物理世界に召喚する 2026年のCESでNVIDIAのジェンスン・フアンCEOは「ChatGPTモーメントがフィジカルAIにもやってくる」と宣言した。フィジカルAIとは、AIがデジタル空間に閉じ込められた存在から脱却し、物理世界と直接相互作用する技術…
アルゴリズムから消えると存在しないことになる 「池田さんは今何しているんですか?」とはてな同窓会のような場で懐かしがられる存在になっていると聞いて少しむず痒くなった。過去のブックマークランキングを取得してみたら、2013〜2015年に集中していたし…
ゼロ年代に戻りたい このツイートを見て、ゼロ年代に提唱された「ゲームプレイワーキング」という概念が思い起こされてきた。ゲームプレイワーキングとは東浩紀らが「ギートステイト」というプロジェクトで提示した概念で、「労働がゲームそのものになる」と…
RTS インターフェースで複数エージェントを操作する時代 Another Claude Code Agent UI Run 9 Claude Code agents with the RTS interface.I repeat: Multi-agent UI will be HUGEpic.twitter.com/piAPXikECV https://t.co/5h3lYCq7C4— Shubham Saboo (@Sabo…
@ 1980年。ダンジョン探索ゲーム Rogue が登場し、主人公は「@」という1文字で表現された。装備も表情もステータスバーも見えない。プレイヤーは、「@」という1文字に、その全人格を投影したアバターを見出した。その30年後の僕はUI/UXデザインにこだわるこ…
モバイル環境がないと Claude Code を使い倒せない 1-2時間ごとに訪れる5時間レートリミットも休息時間やインプット時間と割り切れる境地まで来ていたのが、ついにはWeekly リミットが来てしまい全く触れなくなってしまった。ここまでの感覚でなんとなく使い…
ポケモンスリープの睡眠統計は信頼できるのか 2025 年 7 月、松本大学と国際医療福祉大学の共同研究チームが、ポケモンスリープユーザー 7,048 名の睡眠データを分析した研究結果を発表した。210 万以上の睡眠記録から、"ソーシャルジェットラグ"と呼ばれる…
compaction 問題の解決がもたらした新しい開発体験 Claude Code v2.1.3 has solved the compaction issueAuto compaction works very well if you start with Plan Mode and explicitly ask the model to make a Comprehensive To Do listPlans and To Dos p…
AI エージェントのオーケストレーションを再考する 年末年始に Claude Code のキャッチアップをしてたと報告したが、Claude Code に実装されていく仕組みを観察していると、汎用的な AI エージェントのオーケストレーションにおける設計上のポイントがなんと…