書評
photo by tami_chan 1 「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」 僕が中学生の頃に通っていた古本屋の店主はそう言った。僕がその本当の意味を理解できたのはずっと後のことだったが、それが村上春樹からの引用である…
photo by antanacoins Bitcoinという決済システム セツヤクエストお題第二弾「わたしのマネー術」についてはあまり書く事がないのですが、最近気になっている決済手段としてBitcoinという仕組みがあります。BitcoinとはP2Pの決済システムで、ひとつの特長と…
無料のKindle本をダウンロードするとAmazonから300円クーポンが貰えるキャンペーン オールタイムベスト小説100Amazon.co.jpAmazon そういうのもあるのか!Kindle Paperwhite(ニューモデル)を購入して以来、Kindleのお得セールをチェックしているわけですが…
貧乏生活本は数あれど 貧乏生活本は数あれど、著者の山崎寿人氏は1960年大阪生まれ。2011年刊行の本なので既に50歳を超えているのが珍しい。ニートとして有名な id:pha さんや小屋やテントを建てて生活している毎年寝太郎さんなどの「オルタナティブな生き方…
古本との対話 電子書籍が出たての頃、読書をしている時にみんなが引いたアンダーラインやメモが読めると楽しいなって思っていました。古本を買うと稀に過去の持ち主のアンダーラインがあったりして、基本的には邪魔なんだけど難解な本を読む時に励まされたり…
おひとりさまとアラサーと男と女 チェコ好きさん( id:aniram-czech )が、『アラサー♀が『おひとりさまの老後』を読んで考えてみた。 - チェコ好きの日記』というエントリーを書いていて、自分もちょうど『男おひとりさま道 (文春文庫)』を読んでいたので、そ…
腹一杯食べながらの栄養不良 「腹一杯食べながらの栄養不良」。単身赴任者は南洋の島々に送られた兵士のようなものであると著者は表現します。エターナル・フォース・ボッチ(孤独に死ぬ)の呪いを掛けれた私はさしずめ神風特攻隊のようなものです。本書が指…
photo by kevinspencer「手帳ブログ」のススメ作者: 大橋悦夫出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2006/04/20メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 159回この商品を含むブログ (108件) を見る 「手帳ブログ」のススメ 本書は「日々の記録から成功を引き出すブロ…
経済合理性としての「いいひと」 「情けは人の為ならず」に言いますが、これは人に情けをかけておくと巡り巡って、自分に返ってくるという意味です。あくまで「倫理」の提示であり、そこまで実効性が高いものではありませんでした。しかしながら、本書で言う…
「知」のソフトウェア 1984年刊行。個人用コンピュータがまだまだ一般的ではなかった時代に「ソフトウェア」の名を冠して、「知の巨人」とも言われる著者が得意とする膨大なインプットをアウトプットに変えていく技法について述べられていきます。 使われる…
「働き方」を変えれば幸せになれる? 本書は後藤智和氏( id:kgotolibrary )による若年層の「働き方」言説の成り立ちや、その批判点について論述されたkindle書籍です。『安藤美冬『冒険に出よう』7万部突破の謎 部数の耐えられない軽さ : 陽平ドットコム〜試…
photo by William Christiansen「どこで買ったか?」に互換性がない時代 AndroidのスマートフォンからiPhoneに移行するのにあたって、iOSに対応していないSony Readerの書庫ライブラリが肥大化していることへの危機感があるのですが、これはSony Readerで買…
セカ就! 働く舞台は日本だけじゃない! 「セカ就」(=世界で就職すること)にも目を向ければ、選択肢はぐんと広がる。 〈普通〉の男女5人が海外でチャンスをつかむ、実話をもとにした〈就活ノベル〉。 「朝日新聞GLOBE」に寄稿し「NHKニュースウォッチ9」でも…
サ、サ、サブカル糞野郎ちゃうわ! 『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』という言葉は文学フリマで聞いて以来、すごく気になっていたのですが、そのときはそのままでした。そこから久谷女子でも話がでたりして、やっぱ欲しい…
成果に繋げるコンサルタントの読書術 本書はコンサルタント、というよりも『The domain name nomad-ken.com is for sale』で展開されているノマド論で有名な大石哲之氏の読書本です。いまさら読書本もないかと思いつつもkindleで100円かつ、評判も上々だった…
31歳ITエンジニア。希望は、革命。 31歳ITエンジニア。希望は、革命。片手では足りないほどの仲間が入院や退職をしていったデスマーチを経験したのが28歳。大震災が29歳。30歳を迎えるのにあたって様々な前提が崩れていく感覚を味わいました。陳腐な言い方を…