恵比寿という地名の由来はヱビスビールから
普段から仕事のついでにご飯を食べることが多い恵比寿。
恵比寿といえば最近はITベンチャーの宝庫だけど、サッポロビールの本社もある。「恵比寿という地名ににちなんでヱビスビールができた」のではなく「ヱビスビールがあるから恵比寿という地名になった」のが正しい。
恵比寿の地名は「ヱビスビール」に由来する。サッポロビールの本拠地として、ビール広場・ビール坂・ビール橋などの名称が残っている。ローマ字表記の場合にも、「Ebisu」のほか、「ヱビスビール」の商標と同じく「Yebisu」と表記されることもある。
そんなビールのお膝元でのお祭りが恵比寿ビール坂祭りである。
無料配布のさんまつみれ汁に舌鼓
おとなりの目黒では目黒の秋刀魚祭りが有名だけど、恵比寿ビール坂祭りでは秋刀魚のつみれ汁が振る舞われる。
具だくさんで生姜が効いてて無茶苦茶美味い。鰯のつみれ汁よりも濃厚だし、ちょっと肌寒い天気に丁度よい。大行列になっていると覚悟してきたらあっさり食べられて逆に驚いた。こんな美味いのが無料だったらウチが売れないでしょと屋台の店員がボヤく。
本職の居酒屋が屋台を出しているので良心的
唐揚げは400円でこの分量! 恵比寿ビール坂祭りの屋台は全体的に良心的。屋台を出しているのはビール坂に実際に店を構える居酒屋が多く、ここで名前を売って常連客になってもらおうという気負いがあるのだろう。どうせ屋台料理でしょ?と考えていると驚くクオリティ。
本気の牛すじカレーも500円。
鯨の竜田揚げ。こちらは恵比寿経済新聞の出店
本気のもつ煮込みが美味い
ビール坂祭りだけど日本酒の熱燗。300円。酒盗煮を食べちゃってるんだもん。
特に美味かったのがもつ煮込み。
300円でこの分量。居酒屋営業の時よりいっぱい入れたよね? 丁寧な仕込みを感じさせる脂たっぷりの牛モツや豆腐が途方もなく美味い。屋台料理とは思えないクオリティにちょっと感動してしまう。
歩き飲みが合法化する祭りは楽しい
ビニールシートに座ってまったりと祭りを愉しむ。
日本酒ばかり呑んでしまったので帰り道にホワイトベルグを歩き呑み。すみません。すみません。ホワイトベルグもサッポロビールの作品(not商品)ではある。流石にホワイトベルグを持って祭りを歩くのはしなかったけど。そんなわけで、本業の居酒屋同士がしのぎを削る恵比寿ビール坂祭りの屋台に満足したのであった。あのもつ煮込みはまた食べたいな。