太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

生まれなければ苦しみもない現世利益型の反出生主義がミニマリズムやFIREと思想的に接続していく

現代思想 2019年11月号 特集=反出生主義を考える ―「生まれてこない方が良かった」という思想―

不用品を手放す夏

 あまりブログを更新していなかった夏の間に何をしていたのかと言えば部屋の片付けや不用品の売却であった。これを機会にフリマアプリを使おうとも思っていたのだけど、梱包とかクレーム対応とか色々面倒になって持ち込み買取のできるビックカメラブックオフなどを活用。お金の話よりもクローゼットや押し入れの物を減らしたかったのだ。

 iMac の売却と M1 MacBook Air への移行も大きなイベントであった。リモートワークが前提になったり、新しい製品に買い替えていたりすることで生活空間が変わっていく。押し入れに文字通り押し入れておけば当面は目の前からなかったことにはできるが、無駄なスペースに家賃を払っているのには変わりがない。そんなわけで、どんどん不用品を手放していったのだけど現世利益型の反出生主義との思想的な接続を感じたりもした。

意外な収入とそれに使ってきた金額の問題

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nosh とベースブレッドとプロテインで完全栄養給食生活

完全栄養食 BASE BREAD ベースブレッド 5種 20袋セット (プレーン4袋・チョコ4袋・メープル4袋・シナモン4袋・カレー4袋) 完全食 食物繊維 糖質オフ 高たんぱく質

完全栄養食を主食に取り入れる

 それなりの彩りがあって栄養価が高いメニューが勝手に配達されてくるのは本当に心地よい。これまでは栄養価を考えながら、買い物、料理、保存、後片付け、生ゴミ処理などの面倒さがあったのはもちろんとして、メニューを決めること自体に想像以上に意思力や面倒さを感じていたのだと改めて感じた。勝手に届く冷凍宅食を時間に合わせてレンジアップして、卵かけ麦ご飯と減塩インスタント味噌汁を用意すれば。毎回違う多品目でそこそこ美味い食事ができて、栄養の辻褄も合う快適さ。以前までの箱は嵩張ると不評だったが紙製の小型箱にリニューアルされたので冷凍庫にも入れやすいし、捨てるのも簡単だ。 https://www.du-soleil.com/entry/nosh-smart-black-list

 毎日の食事の準備や片付けを時短するために nosh を利用しているのだけど、どうせなら主食についても炊飯器や食器を使わないで済ませる日を作りたい。パックごはんも良いのだけど、栄養価を考えると大豆やワカメなども入れたりしたくなる。

1日に必要な栄養素※1の1/3をすべてとることができる食品です。いそがしくて自炊ができないときでも、かんたんにおいしく栄養がとれるように、完全栄養の主食BASE FOOD を開発しました。

 そんななか、完全栄養食 BASE FOOD のことを思い出して、パン型の栄養食であるベースブレッドの栄養価を調べたらカロリー 205kcal に対してタンパク質 13.5g に食物繊維 3.2g。ビタミン、ミネラルもそれなり。

 完全栄養食だけで過ごすのは嫌だけど、通常2個食べるベースブレッド1個を主食にするとちょうど良い。初回割引やクーポンでそこまで高価にならないし、常温で1ヶ月保存可能。原材料を見ると卵、大豆粉、米ぬか、昆布粉末などやろうとしていることが似ているのも個人的にはポイント高かった。このリンクから買ってもらえると初回20%OFF+2000円引きになって、僕にも1000ポイントもらえる。

nosh はベースブレッドとの相性が良い

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『東京自転車節』感想〜東京2020の焼け野原を往復し続ける人間という名のロボットになりきれないロボット

『東京自転車節』レビュー

 東京都でのコロナウィルス新規罹患者が5,000人を超え、台風も近づいているなかで家にいるべきかを悩んだが、今見ておくべき映画だと思いポレポレ東中野で鑑賞。奇しくも『ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。』の予告が流れて、ちょっとした関連を想起した。ちょっくら東京まで行ってくるずら。

020年3月。山梨県で暮らしていた青柳監督は、コロナ禍で代行運転の仕事が遂になくなってしまう。ちょうど注目されてきた自転車配達員の仕事を知り、家族が止めるのも聞かずに新型コロナウイルス感染者数が増えていた東京に向かう。緊急事態宣言下に入っていた東京で、青柳監督は自転車配達員として働きながら、自らと東京の今を撮影し始めた。働くということとは?“あたらしい日常”を生きることとは?あらわになった“ニュートーキョー”を自転車配達員の視点で疾走する路上労働ドキュメンタリー。

 山梨でしていた運転代行の仕事がコロナ禍でなくなり、550万円の奨学金の抱えて八方塞がり。日本映画大学の先輩から UberEats で働く様を映画に撮ってみないかと誘われて所持金8,000円とおばあちゃんに縫ってもらったマスクで東京まで。コロナによって変わりゆく東京の姿、コロナ禍によってシェアを伸ばした UberEats での労働、そして上京出稼ぎによって変わっていく監督自身の風貌や精神状態の変化が描かれるセルフドキュメンタリーである。

UberEats は複業的な存在

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