蕎麦屋で一杯がしたい
ここのところで仕事が忙しくてろくに休日も取れなかったので、代休を申請。ポケモンを探しに山道を歩いたり、『シン・ゴジラ』の爆音上映を観たりした休日を蕎麦屋で〆ることとした。蕎麦といえば、いわゆる新本格系の立ち蕎麦屋にいくことが多いのだけど、酒が呑める蕎麦屋には別の趣がある。
お通しのジャコとワカメの酢の物。各種地酒は粋な文様の入ったグラスで運ばれる。「黒牛(くろうし)」を「こくぎゅう」と読んでしまい通人ぶるのは失敗。
焼き蕎麦味噌。蕎麦屋の定番メニューとして知ってはいたのけど、実際に食べたのは初めて。甘塩っぱさとプチプチ感があとひく。落ち着いた店内でゆったりとした時間が過ぎていく。
鴨がねぎしょって陶板焼き
鴨ねぎ陶板焼き(小)が到着。到着と同時に蕎麦を頼んでおくのも忘れないようにする。ジュージューと焼ける音と香ばしい匂い。ここで酒を「いづみ橋 夏ヤゴブルー」に変える。すっきりとした辛口純米酒が鴨肉に合う。気がする。日本酒の銘柄なんてよく分からないけど気分、気分。
日本酒を呑みながら鴨とネギを平らげていく。肉の旨みと山椒が酒を進ませる。誰が考えたのかわからないけれど、「鴨がねぎしょって」という言い回しは素晴らしい。鴨の脂とネギのマリアージュはそれだけ認知されていたということなのだろう。
シメの蕎麦には鴨ねぎ陶板焼きの脂を絡めて
せいろ蕎麦が到着。まずはつけ汁でいただく。しゃっきり蕎麦に辛めの汁。
鴨ねぎ陶板焼きの香ばしい脂と絡めてジャンクにいただく。大人の油そば。
残った脂をつけ汁にいれて鴨南蛮蕎麦。鴨ねぎ陶板焼き。その脂を絡めた蕎麦。鴨南蛮蕎麦。鴨汁蕎麦湯。鴨ねぎ脂を何段活用できるのかというところでオトナ度がはかられるのだ。ほんとか? すっかり出来上がって家に戻る。休日の終わりだ。