自分へのご褒美は鰻屋で
ここ数ヶ月は無茶な仕事量をこなしたり、相場の恩恵があったりして、そろそろ「自分へのご褒美」が欲しくなる。自分へのご褒美として真っ先に浮かぶのは焼肉や寿司なのだけど、ランチでは頻繁に食べているので、あまり特別感がない。
特別感であったり、自分の好みを考えると最終的に鰻屋に落ち着く。原材料費の高騰や絶滅危惧などもあって、そう何度も食べられるものではないし、そもそも僕は鰻が好物なのだ。
うな前を鰻串楽しむ
鰻は注文をしてから焼き上がるまでに時間がかかるから、軽いツマミと日本酒でやりながら期待を膨らませていく蕎麦前ならぬ、うな前が楽しい。うな前のパートナーたるお猪口を選ばせてくれる店は良い店だ。
鰻肝、鰻レバー、鰻ヒレ串のセットに純米吟醸。ほろ苦い肝が安定だけど、鰻ヒレも美味い。皮の良い部分だけを食べている気分になる。鰻串の中では半助(鰻のカシラ)が一番好きなのだけど、東京ではあまり提供されない。
うな重は一気呵成にかきこむ
うな重が到着。お新香をアテに残った酒を飲み干して臨戦態勢。
鰻に山椒をかけて、一気呵成にかきこむ。のが美味いと言われてるけど、まぁちゃんと味わうよね。ふわふわに蒸されて口に入れると蕩けながらも、しっかりとした味わい。鰻はご飯ありきだよなー。ご飯のタレがかかった部分に山椒をかけて食べるのも好き。
ひといき付くとお茶と甘味が出て来る。ぷしゅー。酒が回ってうな重でお腹一杯になった時には濃いお茶が美味い。さぁもうひと頑張りだと思いながら店を出る。