太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

ひとり旅こそ旅館の部屋食ごはんが最高なのに滅多にプランがない問題

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ひとり旅こそ部屋ごはん

 休みが取れたらちょっとした旅行をして渋い旅館でストロングゼロを呑みながら読書したり、現地の居酒屋で飲み食いするのが好きなのだけど、ここのところで旅館から提供される部屋食ごはんに憧れることが増えた。浴衣に着替えてから外に出るのも面倒だし、家族連れのテーブルが並ぶ旅館の食堂でのぼっち飯はしんどい。

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 ひとり旅こそ自分だけの部屋で気兼ねなく普段は食べられないご飯を食べたい。そんなことを思って楽天トラベルなどで検索をして見るのだけど、まぁ滅多に無い。そもそも旅館予約は二人からのことが多いし、ひとり旅プランがあっても料金1.5倍で夕食なし。夕食があっても食堂で定食やバイキングが提供されるプランがほとんどだ。

部屋ごはんは持ち込んだお酒が飲める

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日高屋で300円のおつまみ三点盛り合わせに狂気を感じる

日高屋のおつまみ三点盛り合わせがすごい

 正月三ヶ日の最終日。サウナと筋トレを終えた身体に食べたいものを問いかける。

 おせちもいいけど餃子もね。プロテイン後のアルコールは身体によくないのだが、ジムに出かけたご褒美も必要だ。瓶ビールと迷って330円の中ジョッキを注文。18時まではハッピーアワーで290円。

 あ、泡が多い。そして小さくて厚いジョッキ。これはやられたなぁと思いつつも乾いた身体にビールが染み込む。

日高屋のおつまみ三点盛り合わせがすごい

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かっぴー『左ききのエレン』〜アートと商品で揺れ動く共感の物語

かっぴー『左ききのエレン』

 朝倉光一は、大手広告代理店に勤める駆け出しのデザイナー。いつか有名になることを夢みてがむしゃらに働く毎日だった……。もがき苦しむ日常の中で、高校時代に出会った天才・エレンのことを思い出していた。

 グラフィティアートやファションモデルの天才たちを横目で見ながらも何者にもなれない学生時代を経て広告代理店のデザイナーとして働く日々。Youtube によるゲリラ的なバイラルマーケティングバンクシーの登場などを交えたキラキラな世界を描きつつも、その一方で社内政治のゴタゴタやクライアント営業として誰かを照らすための落とし所を探っていく展開。

 そもそも美大を卒業してクリエイティブ職に抜擢される時点で凡人ではないのだけど、だからこそ埋められない差や、それを縮めようもない業務に消耗していく自分に気づいてしまう残酷さ。

天才になれなかった側の負け方

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