高崎線の籠原駅車両切り離しにドキドキ
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大宮駅日帰り旅行の初っ端からグンマー帝国に洗脳されて伊香保温泉に行きたくなった。時はシルバーウィーク。当然まともな温泉旅館は埋まっているが、伊香保には日帰り温泉施設が充実しているし、高崎や水沢などに泊まれればよいので予約もせずに群馬県に行ってみる。
グンマーといえば辺境の地だと思いがちだが、新宿から高崎まで特急にのれば70分、鈍行でも2時間程度。箱根湯本とあまり変わらない近さ。今回は鈍行旅とする。
湘南新宿ラインから高崎線に乗り換えると、高崎線名物の籠原駅車両切り離しに出くわす。籠原駅車両切り離しとは籠原駅で前より5両を切り離す儀式で、前より5両に乗っていると高崎駅行きになのに籠原駅においていかれるというグンマー民族特有の通過儀礼。
前5両の客に待っているのは虚無の虚空だ。
また、当駅より北の高崎線の各駅は15両編成に対応していない。このため、当駅を始発・終着とする列車や夜間滞泊などの留置運用を伴う列車、当駅で高崎寄り5両の増結・切り離しを行う列車が多い。
グンマー帝国の通過儀礼をかいくぐって高崎駅に到着
もちろん、何度もアナウンスがあるし、切り離されてから発車までの猶予もあるが、自分がどの車両に乗っているかどきどき。先頭車両にいたらダッシュしないと間に合わない可能性もある。真ん中の方に乗車したり移動しておくと安心だけど、切り離される車両は運転席で仕切られており、各駅についたタイミングでドアからドアに車両移動をしていく必要がある。
そんなこんなで無事に群馬県の高崎駅に到着。ちなみに籠原駅を超えるとドアが自動で開かなくなるから、疲れてボーッとしてたら置いてかれてしまう。青梅線だと途中の拝島駅で分離して秋川方面と青梅方面に別れて運行される電車があるのだけど、あれも怖かった。どっちの電車に乗っていたかで運命が変わってしまう。今回は無事に辿りつけてよかった。