MacBook Proを売りにいった
上記エントリの通り、MacBook Air 11インチを購入して特に問題なくメインマシンの座を譲り渡せたので、それまで使っていたMacBook Proを某大手家電量販店に売却しに行きました。
スペックはMid 2010のメモリ8GB、SSD256GBってところです。アップルストアでカスタマイズしている場合は査定に時間が掛かるらしく、スペックシートの提示を求められましたが持っていないため、1時間ほど待つことに。キズ等もあったため査定金額は45,600円。3年前のモデルにしては高く売れた方でしょうか。箱を取っておくことは重要です。付属品も失くしにくいですし。
MacBook Proを売る準備
MacBook Proを売る前にはiTunes認証の解除とディスク初期化が必要となります。iTunes認証は『iTunes Store で購入したコンテンツを使うためにコンピュータを認証/認証解除する - Apple サポート (日本)』のようにiTunesのメニューから行え、ディスク初期化は再起動時にCmd+Rを押下にしっぱなしにして起動するディスクユーティリティから消去すればOKです。
「7回消去」というオプションで完全消去ができたようなのですが、そこまではやっていませんでした。事前に調べておくべきでしたね。またTimeMachineで外部ディスクにバックアップをしておく事をオススメします。必要なデータを新しいMacに移し損ねていても売却したMacのTimeMachineからファイルを取得できます。まさにタイムマシンです。
売却するにはAppleIDとパスワードが必要?
売却をする時に、「AppleIDとパスワードを紙に書いてくれ」と言われました。iCloudやiTunesの購入アカウントなどと紐付いてますので、これを渡すのは非常に危険度が高いという認識です。
AppStoreで購入したOSX Mountain Lionにアップデートしているため、リカバリ作業を行うためにはAppleIDとパスワードが必要になるとのことです。その場で検索してみた限りでは真偽や代替案が不明でしたが、1時間以上待った挙句に持ち帰って別で査定し直すというのも困ります。
それではリカバリ作業に立ち会って、アカウント入力画面になったら、こちらでやると言ったのですが、現在は担当者がいないので無理という事になりました。なので「リカバリ作業は当日中に行ってもらう」「翌日にはパスワードを勝手に変える」という条件で渋々提示しました。
各種機器とOSとサービスとIDが紐づいていること
後は大手家電量販店なので信頼するしかありません。家に帰ってから出来るだけ紐付け情報を減らしましたが、かなり不安です。各種機器やOSやサービスとIDが紐づくというのは便利になる反面、それが紐付いた機器を手放す時には危険と隣合わせになるんだなと思いました。少なくともiLifeがダウンロード出来ないみたいな話はあるようですが、どうすれば正解だったのでしょうか。
今度は実家にあるMacBook Pro 13インチを売りにいく予定があったりもするので、別の店でどうなるかについて調べてみようと思います。MacBook Pro 13インチと15インチが悪魔合体してMacBook Air 11インチになったとか、気軽に考えていたわけですが、あまり気軽ではなかったのかもしれませんね。
追記(2013/7/29)
- HDDのデータ領域は初期化しておきましたが、Mountain LIONのリカバリ領域が残っているのが問題となり、Apple IDは「(Snow Leopardを含めた工場出荷時に)リカバリする」には必要という説明を受けました
- 前後の文脈の通り、「大手だから信頼」は皮肉です。不信感を露わにしてましたが抑止効果は薄いでしょう。出来ればOSアップデート後の売却手順について、信頼できるソースの資料が欲しいです。
- 色々な面で私の行動が残念なのは変わりありません。オレオレ詐欺にあった気分で書いていました。なぜ、その時は譲歩してしまったのかと言えば、「きっと太陽がまぶしかったから」なのだと思います。