太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

西麻布「アダムアンドイブ」〜芸能人御用達の自由すぎる爆熱サウナに宿泊

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六本木に安く泊まれる高級サウナ

 ハードな仕事に疲れ果てた金曜日の夜。一杯やるにも遅い時間だし生憎の大雨。そんな夜には西麻布のアダムアンドイブに足が向かう。仕事の激詰めも大雨もサウナがあるなら前戯にすぎない。

今いる西麻布のサウナ『アダム&イブ』がボクのホームサウナなんですが、こうやって週4日も通って常連になると顔なじみがどんどん増えてきて、それも醍醐味だと思うんですよ。

 アダムアンドイブは芸能人にも愛好者が多い西麻布の高級サウナ。オリエンタルラジオの藤森なども常連だという。平日は7時間3,990円となかなかのお値段だけど、深夜0時以降に入館すると翌7時まで1,890円となる。その金額で六本木近辺で宿泊できるのだから断然お得な簡易宿泊施設となる。

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 お腹もペコちゃんなので、近くのファミリーマートで軽く腹ごしらえ。休憩室で韓国料理が食べられるのだけど、深夜0時を超えてからの焼肉定食はしんどい。

週刊誌が放置される自由すぎる爆熱サウナ

 チェックインを済まして浴室へ。長時間滞在に対応できるようタオルがたくさん使えるのが嬉しい。特徴的なのはサウナパンツ。海水パンツのような素材のトランクスで、履いたままでサウナや水風呂に入ってもよい。ベンチのタオルに生尻で座らなくてよいし、友達同士で入っても気まずくならない配慮。

 浴室の洗い場にはヨモギ蒸しの良い匂いが漂う。まずは体を洗ってスチームサウナで身体を温める。一般的なスチームサウナはぬるくなりがちだけど、ここのは爆熱。ヨモギ成分を含んだ水蒸気で肌がテカテカになる気がする。

 火照った身体を軽く水通ししてから、ドライサウナ。テレビも音楽も12分計もない静寂空間。そう表現すれば手持ち無沙汰を想像するが、他のお客さんが置いていった週刊誌や漫画が必ず放置されているので問題ない。ビニール系の表紙はかなり熱くなるから注意。

 サウナ室に週刊誌なんて持ち込んだら怒られるのが普通だけど、ここは浴室内で飲み物を注文したり、背中に絵を描いててもOKという自遊空間。料金はルールを超えるのか。

サウナで展開される人間模様

 水風呂は体感16度。はじめて入った時にはその冷たさにびっくりしたのだけど、今となっては一番心地よい温度。2分間ほどで天井に反射した光がぐんにゃりとしてくるので、外気浴を求める。垢すりスペース近くのブラスチック椅子に座れば窓が開けられる。雨音を聴きながら風を感じていると身体が小刻みにふるえて、意識が宇宙に飛び始める。

 深夜に独りでゲスな週刊誌を読みながら熱いサウナに入っていると不思議な気分になってくるが、25時を超えたあたりから人も増えてくる。某有名人が自身が週刊誌に撮られた話やビジネスの話などをしているのをBGMにしながら目をとじる。水風呂に入ってからだとあまり熱く感じないのに5分を過ぎたあたりから汗が一気に吹き出てくる温度と湿度が素晴らしい。サウナ室としてのコンディションは1,2位を争う。

深夜のオロポでととのう

 貪欲に「ととのい」を求めていってもよいのだだけど、徹夜サウナは身体への負担が大きいので適当なところで切り上げて休憩室。いの一番に頼むのはオロポ!

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 オロポとは正式名称を「オロ・ポカリ」と言い、キンキンに冷えたオロナミンCのポカリスエット割りのこと。定番エナジードリンクであるオロナミンCをポカリスエットで割ることにより、甘さと炭酸が中和されて強烈なサウナのあとに不足しがちな水分・ミネラル・ビタミンを一気に補給できるご褒美。

 自身でポカリを追加できるホッピーシステムだけど、最初の配分が一番うまくて、そこから先は味をぼやけさせるだけなのが悩ましい。ここはオロポを完全体で楽しみきってから、ポカリ単独で飲むのが正解だろう。オロポが525円で入浴料が1,890円だから消費税が5%のままなのかと混乱する*1

夜明けのアダムアンドイブ

 そこからは仮眠室の2段ベッドで仮眠……したいのだけど、激しいいびきや咳に阻まれてなかなか寝れないのもお約束。7時までにチェックアウトしないと延長料金なので5時頃に起きて2セッション目に洒落込みたいが、寝れない。寝れない。寝れない。うとうとしていたら他人のアラーム。ここでぐっすりと寝るなら耳栓が必須。

 ぼんやりとしながら5時になるのを待って浴室に戻る。朝サウナはサウナパンツなし。こっちのが気持ちがよい。なぜかサウナ室に放置されていた『浪費図鑑―悪友たちのないしょ話―』を読み込みながら、しっかりと汗をかく。学級文庫ならぬサウナ文庫の充実。

 6時を超えるとメンテナンスに入るからか水風呂循環が止まったりサウナの温度が下がる気がするのだけど、徐々にマイルドに変化していく環境が日常にもどしてくれる気がする。朝は外気浴用の窓がデフォルトで開いているのもよい。

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 すっかり雨の止んだ夜明けのアダムアンドイブ。倦怠感と爽快感が入り交じったふわふわとした感覚。家に帰ってから爆睡するまでがアダムアンドイブ体験なのだろう。

*1:消費税8%の時に5%値上げした名残とのこと