1日外出権で 所沢までの小旅行
仕事の追い込みやら確定申告やらで疲れ果てた年度末。ここらで1日外出権を行使。どこに行こうか迷ったが、せっかくなので少しだけ遠征を試みる。
西武池袋線に揺られて埼玉県所沢。所沢航空記念公園や西武園ゆうえんちが有名だけど、独りでいってもピンと来ず。街並みをぶらぶらしていたらいい時間。
サウナ目当てで所沢に泊まる
早速、ザ・ベッド&スパにチェックイン。男性専用のカプセルホテル。
3月7日はサウナの日。満37歳だと連れ客含めて入館料無料+誰でもドリンク半額の大盤振る舞い。キャビンで着替えてお風呂場へ。
森の香りがするケロサウナと13℃の備長炭水風呂
『木の宝石』とも呼ばれているフィンランド産樹齢200年以上のパイン(欧州赤松)『ケロ』を使った日本では希少なサウナです。断熱性と風合いが良く疲労回復や冷え症の改善にも有効です。 是非お試しください。 https://bed-spa.jp/spa.html
ケロサウナとは樹齢200年以上で立ち枯れたフィンランド産のパイン材を利用しているサウナのこと。ログハウス風のサウナ室で木の匂いが素晴らしい。80度程度で最初は温く感じるが、湿度が高くて爽快な汗がかける。息苦しさもなく、テレビもあるので長時間ぼんやりしてられるのは良いのか悪いのか。
水風呂は13度。広くて潜水OKなので仰向けに倒れ込んで死体のように浮かんでみる。よいよい。水風呂の底に備長炭が沈められている一角があって、効果はわからないが澄んでいる気がする。身体をしっかり冷やしたら露天風呂に設置された長椅子で休憩。春を感じる陽気と風の冷たさがちょうどよい。花粉がとんでなければもっとよいのだけど。
サウナと言えば生姜焼き
サウナ、水風呂、外気浴を繰り返したり、36度の不感湯につかっていたらお腹が空いてきた。ここは欲望にしたがって少し早めの夕食。
注文したのは生姜焼き。サウナと言えばやっぱり生姜焼きなのだ。
ロース肉でしっかりとした味わい。サウナセンター大泉の豚バラ肉とはまたベクトルが違って面白い。同じ生姜焼きでも各店の特色がでてくる。サウナと同じだ。
昭和な娯楽室とフィットネス
昭和な娯楽室で腹ごなし。アストロシティ筐体に色々なゲームが入っててて、コンプライアンス的なアレを感じたりもするが、『怒首領蜂』とか『魔法大作戦』とか涙がでてくるラインナップ。ニューウィングもそうだったが、サウナとレトロゲームは相性がよい。
エアロバイクや腹筋台でのフィットネスも可能。
岩盤浴と地獄サウナで異なる刺激
岩盤浴が無料。専用の館内着で岩盤に寝転んでいるとじっとりとした汗。どっちがよいのかはわからないけれど、低温多湿なサウナよりもデトックスしている実感があるかな。まだまだ夜は長いので風呂場に戻る。こんどはスチームサウナ……地獄サウナ!?
発汗作用の強いスチームサウナに発汗作用の強い唐辛子成分の含まれたスチームとエキスを合わせました。 鼻はもちろん皮膚からも刺激を感じる事ができ、血行促進、発汗を確実に促します。さらに、地獄の苦行をイメージして足つぼ剣山も設置。独特の入浴方法となる地獄サウナへの挑戦をお待ちしております。 https://bed-spa.jp/spa.html
試しに唐辛子エキスの入った壺にタオルを入れて肩にかけたり仰いだりしてみるが、そこまでの強烈さは感じないかな。ロウリュサービスありきなのかもしれないけれど、平日だったので開催なし。残念。熱された石製のベンチに寝転ぶと岩盤浴っぽくなってよい感じ。岩盤浴って改めてよいなと。
夜景を眺めながらの読書タイム
夜景の見えるテーブル席。
すっきりとした頭で『[asin:B078HZKLMB:title=カイゼン・ジャーニー]』を読みながら考えを整理する。ここでビールはもったいない。夜も更けたのでキャビンに戻って就寝。キャビンはテレビやアラームパネルなどが存在しないシンプルなタイプ。広くてて柔らかいベッドにロッカーやコンセントがついているので居住性よし。
朝そばを食べて二度寝の悦楽
起床即サウナ。
プランに付いていたチケットで朝ごはん。朝そばセットのみとのこと。ハムエッグ的なものが食べたかったが、朝サウナ後の朝そばは嫌いじゃない……と平らげたらキャビンに戻って二度寝。朝ごはん後の二度寝って堕落を極めてて最高。
目覚めたらシメのサウナと髭剃りをしてザ・ベッド&スパからチェックアウト。観光らしい観光は何もしなかったけれど、サウナと飯と読書を堪能しつくした満足感に包まれながら所沢を後にする。