鍵のレスキューに11万円
鍵を落として、深夜にウェブサイト経由で鍵のレスキューを頼んだら11万円支払ったことが話題となっている。冷静な状態なら請求時点で断ることもできたし、疑義を唱えることもできたはずなのだけど、提示どおりに支払ってしまえば、後から取り返すのは難しい。
①不正を行う「動機・プレッシャー」がある ⇒ 営業ノルマが課されている。達成すれば高給を得られる。次の客がいつ来るか不明。
②不正を行うことができる「機会」がある ⇒ 客と会うのは一回限り。客は動揺・切迫している。客は適正価格について無知である。
③不正を行っても自分を「正当化」できる ⇒ 客が困って助けを求めてきたからサービスを提供してあげている。鍵開けは高度な職人技であり、人件費・技術料として当然だ。 https://anond.hatelabo.jp/20170918194630
ある種の不正を行う前提条件を業者側がもっている場合、パニック状態の人間に彼らは親切な顔をして忍び寄ってくる。パニック状態の人間を「情弱」と嘲笑うことはできないし、自分だってそうなる可能性に想像力を働かせる必要がある。