闇金ウシジマくん最終章
『闇金ウシジマくん』の最終章がはじまった。盟友だった社員が死んだり、初期キャラクターたちとの因縁を清算しはじめたので、そろそろなんだろうと分かっていたけど、明確に言われるとちょっと寂しい。
2004年に連載開始だから12年間読んでいたことになる。借金苦や取り立ての描写については『ナニワ金融道』などがあったとはいえ、現代風俗を取り入れた描写や対岸の火事にしきれない巻き込まれ感がよかったし、僕自身の社会人生活ともリンクしていた。仕事が続かなくてパチスロにはまったり、親が投資詐欺に引っかかたりして実家を手放した元派遣社員の「池田」が僕自身のアルターエゴとしてシンクロしたからこそ、その手のトラブルを避けられてきた側面もある。
「フリーエージェント」くん編で情報商材アフィリエイトに踏み込んでいたのもよかった。最終回を前にして、惜しむらくは殺害予告、ホームレス地下アイドル、まくら営業強要などの地盤が整った「地下アイドルくん」編を読みたかったぐらいか。そういう空気じゃないのも分かっているけど。
同時多発的に最終回を迎えつつある僕の漫画ポートフォリオ
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思えば僕自身が現在進行形で読んできた複数の漫画が最終章を迎えている。『アイアムアヒーロー』は、最後の戦いと謎の究明にはいったし、『進撃の巨人』はやっと地下室に入る流れ。『テラフォーマーズ』も火星から地球に決戦の舞台を移した。
いつかは終わるものだし、ただでさえ引き伸ばしと言われてきたのだけど、ここまで同時多発的に最終回になりそうだと、ちょっと感傷的になる。いまから新しい漫画を開拓するのは少し疲れた。
愛読書ポートフォリオに新しい漫画を組み込む
『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。そこにはアイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりが!? 立ち塞がる圧倒的な大自然と凶悪な死刑囚。そして、アイヌの少女、エゾ狼との出逢い。『黄金を巡る生存競争』開幕ッ!!!!
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どんどん読む漫画が減っていくのも残念なので、最近は新しい漫画も開拓している。その中でも圧倒的に面白かったのは『ゴールデンカムイ』である。明治時代の歴史ロマンの中で、政府軍、アイヌ、ロシアスパイなどの要素が入り乱れながら埋蔵金を争奪するのがよいよい。
なんにせよ、せっかくここまで読んできた漫画なので、最終章を味わいつつ次の漫画も開拓していきたい。まぁ、『彼岸島 最後の47日間』を4年間連載した挙句に『彼岸島 48日後...』が既に9巻まででている丸太漫画と化す可能性もあるけどね。

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