うどん屋で呑む
暑い日が続くと蕎麦屋呑みが楽しいのだけど、うどん屋呑みもなかなかよい。こがねうどん酒場は、讃岐の丸亀に本店がある「こがね製麺所」の居酒屋スタイル。讃岐うどんと四国料理を全面に出している。
まずは、揚げピッピと呼ばれるうどん揚げでビール。日本酒よりもビールという気分。
タコの卵(タコまんま)の天麩羅に舌鼓
そば前ならぬうどん前にタコの卵の天麩羅。四国では普通に食べられているらしいのだけど、こがねうどん酒場以外でたべられたことがない。
カレイの煮つけの卵っぽい感じで美味。塩で十分。
骨付鶏の脂でうどんを食べる讃岐フルコース
メインの骨付鶏が到着。ここで、うどんを注文。讃岐と言うとうどんばかりイメージされがちだけど、骨付鶏一鶴の本店もある。骨付鶏とは、その名の通り骨付きの鶏肉にスパイスをつけて焼き上げたもので、親鶏の歯ごたえと皿に残る香ばしい鶏脂が至高の逸品。大阪で食べて以来やみつきであった。歯ごたえとしては秋吉の純けいに近く、はさみで切り取られて提供される。
ざるうどん。
当然、こうするよね。スタイルとしては鴨ねぎ陶板焼きの脂で蕎麦を食べるのと同じなのだけど、ビールに合うジャンク感が凄い。鶏脂におにぎりをつけて〆るのが一鶴のスタンダードなのだけど、うどんのが讃岐感がでる気がする。すっかり満腹になって家路につく。蕎麦屋呑みやうどん屋呑みは「じゃあ帰りに道にラーメンでも」とは絶対にならない満足感を維持したまま家に帰れるがよいのかもしれない。