Echo Flex でトイレIoTの構築
リビング兼寝室以外の照明を人感センサー付きLED電球に切り替えておくことで、移動した場所の照明がよしなに明るくなって、いなくなってから2分間で自動的に消えてくれる。
基本的には人感センサー付きのLED電球を使って照明を制御しているのだけど、トイレについては照明のカバーが邪魔なのかちゃんと反応してくれない状態にあったので、モーションセンサーを外だしすることにした。
モーションセンサーにはいくつかの選択肢があるのだけど、照明とのワイヤレス通信を実現したり、直接コンセントにつけたり、その後の応用などを考えると Amazon の Echo Flex にモーションセンサープラグインを付けるのが良い。
トイレの時間をちょっと便利に
入るたびに照明が制御されるのは前提として、自動で自然音を流したりニュースを流したりもできる。とはいえ、ちょっと用を足すたびに毎回同じような反応があるのも煩わしく感じてくるので結局はモーションを感知して照明を点灯させるだけ。レスポンスは想像以上に速い。
代わりにニュースなり天気なりが必要な時にだけ話しかけて、モーションセンサーが数分間反応しなくなったらオーディオ出力をOFFにして照明を消す自動アクションを登録した。これで iPhone をトイレに持ち込みたくなってしまう不衛生行為もなくなる。
必要があるかはさておきとして回数や時間の記録も可能だ。もともと自分だけがいる Slack にライフログを記録するようにしているので、自動入力アクションが増えるほどに精緻になる。
便利さと抵抗感の板挟み
しかしながら、スマートスピーカーに聞かせる音としては最低だとも思うし、それを匿名解析しえる人がいるかもしれないと思うとお気の毒に感じる。仮に女性が家にくるようなことがあったら外しておかないと禍根を残すことにもなるだろう。
オフィス内のトイレ利用状況をIoTデバイスで管理可能にするユニークなサービス。個室トイレのドアに開閉センサーを取り付けることで、空き室状況の表示や長時間の利用検知、集計データによる分析にも対応した。検知センサーに低消費電力のLoRaWAN対応センサーを採用したことで、電気配線工事を行うことなく容易に設置できるのが特徴。
トイレ監視システムというのはひとつのジャンルとして確立しつつあるのだけど、本質的な便利さと生理的な抵抗感との板挟みを感じる。