タイムリープにお願い
現実感と疎遠になったまま、多忙な仕事と怠惰な休日の反復横跳びを繰り返している。昼間から呑むウィスキーは気づいた頃には休日が終わった未来にいけるタイムマシンである。過去に戻ることはできないし、ウラシマ効果も期待できないタイムマシンにお願いしたって好きな時代に行くことはできないが、なによりも悪い現在をやり過ごして、遠い昔にありえたのかもしれない出来事にタイムリープすることはできる。目が覚めるまでは。
「二十代の肉体があれば異世界みたいなところに『飛ばられ』ても、鍛えたり魔法とかの力を借りれば『戦えるしヒロインも抱ける』絵が想像できますが、40歳ちかい主人公になるとこれはもう別の生き物に『転生』するしかない。「転生」が増えてるのはそれが理由かも」
— 青木潤太朗(フラッパー&ノベルゼロ) (@aokijuntarou) 2016年4月3日
これもわりと「ひぃ!」となる
脂っこい料理ひとつで胃炎をおこし、すぐに疲れる僕がそのまま異世界に飛んでも活躍できない。「異世界」はファンタジーにかぎらず、外資コンサルでもクラブナンパでもよい。自分が活躍できないのは「場所」の問題ではないという理解できているから跳躍が必要になる。
タイムマシンとタイムリープと転生
「タイムマシン」を利用した場合、自分の肉体はそのまま過去や未来にいくので「異世界に飛ばされる」のに近い。これに対して「タイムリープ」は意識や知識だけが過去や未来にいくので肉体もその頃に準じるというのが一般的だ。肉体が若い頃に戻ったからといって出来ることには限りがあるので、別の生物に「転生」しないとできないことは多々あるはずなのだけど、夢の世界ではその辺が曖昧で、なんにだってなることができる。
リフト型アトラクションにひとりで乗ろうとしたら隣に女子が乗り込んできてLINEを交換する夢をみた。妄想青春シリーズ。
— 池田仮名 (@bulldra) 2016年4月3日
弟が好きな人に横恋慕してガチャ廃人になる夢と、家賃5万でババアの管理人が干渉してくるアパートに仕事の都合で引っ越して憂鬱になる夢の2本立てだった
— 池田仮名 (@bulldra) 2016年4月2日
それ以外にもゾンビとか学園青春とか、ここ最近で観ている夢の内容は本当にどうしようもないのだけど、現実の登場人物が出てくるフェイクドキュメンタリーかつ五感の全てが有効なフルカラー4DX上映なので、その瞬間だけは救われることができる。どれだけうまくいっても破滅的になってもリセットされるのは、残念でもあり、安心でもある。夢の中でだけうまくいった女子に現実世界でちょっとドキドキしてしまうのは別のおはなし。
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