太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

ひとり暮らしなのに食器洗い機を欲しくなるのは何かが破綻している

一汁一菜でよいという提案

食洗機を買ってよかった?

 既に洗濯機が当たり前に受け入れられた現代社会においてロボット掃除機や自動調理機を否定する理由はあまりない。むしろ価値を感じる部分にだけ手間をかけて、それ以外は自動化していくバリューイノベーションを目指すべきなのだ。

 既にルンバや自動調理器を活用しているし、生活家電についての投資を惜しむ気はないのだけど、ひとつだけ腑に落ちないのが食器洗い機である。「買ってよかった」の常連であるし、工事不要の製品なども出てきて物欲を刺激される。

 ついつい価格.comなどで調べようとしてしまったのだけど、ひとり暮らしの自分の生活には必要ないし、必要があると思った時点で何かが破綻しているのではないか考えた。

食洗機を使うのは余分な食器を持っているから

 いくら自炊をしていると言っても、基本的な献立はご飯、味噌汁、おかず、漬物ぐらいのもので大抵はシェラカップ2つと深皿があればまかなえる。カレー・雑炊・丼物であれば深皿ひとつだけだ。

 それらは食べたらすぐに洗って乾かせば1分もかからないわけで、敢えて食洗機にためていけるというのは、それだけ余分な食器を持っているということの証左でもある。コップも箸もひとつだけあれば十分だ。

家でもキャンプ道具を使っている。

 シェラカップもマグカップもカトラトリーも基本的にはチタン製のキャンプギアをそのまま使っている。軽くて丈夫で保温性が高いわけで、敢えて陶器製の食器を別に持つ必要もない。キャンプ場に食洗機があるわけもないし、「使ったら洗う」だけのが食洗機にセットするよりも手軽だ。

 もちろん、家族四人暮らしでひとりが食器洗いをする必要があるといった状況においては福音なのだろうけれど、ひとり暮らしなのに食器洗い機を欲しくなるのは無駄な食器を買い込んだり、シンクにため込んだりと何かが破綻しているのではないか。

一汁一菜でよいという提案

一汁一菜でよいという提案

  • 作者:土井 善晴
  • 発売日: 2016/10/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)