ラーメンが1350円!?
最近は恵比寿にいることが多くて、らーめん阿夫利やラーメン空海などの恵比寿ラーメンを開拓しているのだけど、中華そばすずらんもある。
「ラーメン」というより「中華そば」。もともとは渋谷にあったお店で、なかなか行く機会がなかったのだけど恵比寿に移転してきたのも何かの縁なのだろう。
ビルの入り口から奥まったところにある店先にあるメニュー。叉焼麺が1350円。噂には聞いていたけど実際に見ると驚く。意を決して入ると小料理屋のような店構え。
澄み切った黄金スープ
雲呑麺もうまいらしいが、まずは叉焼麺を注文。平皿の真ん中にくぼみがあるような独特な器。黄金スープの上側は澄み切っていて味の層ができている。スープをひとくちすすると優しい味。塩気や旨味が強すぎる感じはないけど、意外にオイリーなので物足りない感じでもない。生姜の香りを感じる。
麺は細めんでよいコシ。叉焼はしっかりとした噛みごたえを残しつつ、じんわりと味が染み出してくる。最近は豚バラの煮豚が主流だけど本来の叉焼はこういう味だよなって感じ。極太のメンマもよい。150円で替え玉可能。つい食べ過ぎた。
すずらんは毎日すべてを手作り
すずらんの中華そばに使われている叉焼はもちろん。麺もスープも雲呑に使うミンチまで毎日すべて手作りだそう。
すずらん社長
朝7時から仕込みは始まっています。うちはすべて手作りだから朝からやらないと間に合わないんですよ。
恵比寿新聞
えーっと。。手作りってことは・・・もしや・・・・
すずらん社長
麺もスープも使う具材もすべて毎日1から調理しているから時間がかかるんですよ。
恵比寿新聞
えーーー!!!あっ!そういえば製麺所はすずらんでお持ちだという事は知っておりまして。もちろん麺も手作り。スープに関しても毎日1から手作りという事なんですか?
この味を再現するために毎日毎日多大なる手間が掛かっているんだと胸が熱くなる。ラーメンにはどうしたって「情報を食べている」という側面も出てくるのだけど、その意味からしても「美味しい情報」をインプットするための諸々があって、それが実際に感じる旨味に繋がっているならよいのではないかとも思う。すずらんの中華そばには、その黄金色のスープのように色々な層が絡まっているのだろう。