太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

炊飯器で作る東京風雑煮は「沼」の系譜にある簡単減量食なので正月以外でも食べている

お椀ひとつで一汁一菜 雑煮365日

東京風雑煮は普段の食事でもうまい

 今年の正月はひとりで過ごしていたのだけど、雑煮ぐらいは作ってみようとやってみたら簡単に作れて美味かったので改良を重ねながらレギュラーメニュー化している。

 僕自身は東京生まれ東京育ちで悪そうな奴らはだいたい苦手だから雑煮は東京風。基本的な具材は以下の通りだ。

  • 醤油
  • 鰹出汁
  • 角餅
  • 鳥もも肉
  • 蒲鉾
  • 小松菜
  • 人参
  • 椎茸

 この時点で、タンパク質・ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富で油分は鶏もも肉ぐらい。それでいて醤油や椎茸のグルタミン酸に鳥もも肉と鰹のイノシン酸が合わさった強い旨味に適度な塩気。

 上質なラーメンスープを連想させる満足感を餅の粘り気と甘みが受け止める。東京風雑煮は気軽に食べられる材料で美味いしくてヘルシーなのだから正月に限定するのはもったいない。

雑煮は炊飯器で簡単に作れる

 東京風の雑煮は炊飯器を使うと簡単に作れるのも良い。鳥もも肉は少し高級かつカロリーが高いので鳥むね肉にして、どうせ煮込むのであれば色々な栄養素や旨味をプラスしようと以下のような材料をおもむろに切って炊飯器投入。

  • 鶏むね肉(鶏皮は剥がして出汁脂用に少し投入するとコクが出る)
  • 小松菜
  • 人参
  • 玉ねぎ
  • ぶなしめじ
  • 高野豆腐
  • 乾燥わかめ
  • 乾燥椎茸
  • 乾燥大豆
  • 鰹節

 乾燥具材から出汁を出させたり、水を吸わせるために1時間ほど放置してから炊飯器の加熱モードで25分間(炊飯器のメーカーによって調整してください)。いい感じに煮えていたら以下を追加投入。

  • 醤油
  • 角餅
  • 鶏卵

 追加で5分ほど加熱したら出来上がり。出汁用の鶏皮を取り除いたら後は保温モードにしておけばOK。食べるときにはお好みで七味唐辛子やごま油をかけると美味し。2食以上に食べるタイミングを分ける場合には角餅と鶏卵は1食分だけ入れること。

東京風雑煮は上品な「セメント」の発展系

 繰り返しになるが、東京風雑煮はベース時点でポテンシャルが高いので主張しすぎない旨味や甘味を乾物や加熱野菜で足しつつ大豆食品や鶏卵でタンパク質や食べ応えをさらに増やすことで完全食にもっていく塩梅。

 50gの角餅2個で220 kcal なので白米の茶碗1杯よりも糖質由来のカロリーは全然少ない。出汁を吸った大豆や高野豆腐が十分な食べ応えなので餅を食べなくてもお腹が膨れるが、1個は食べないと糖質不足になってしまう。餅は個数計量しやすいのでブレない安心感がある。

 炊飯器で鶏むね肉と米と野菜を入れて出汁で炊き込むのは「沼」の系譜として生まれた「セメント」に近いのだけど、あくまで雑煮として餅や卵を食べる分だけあと入れすることで野菜たっぷりすまし汁として普通に美味しいし、見た目がグロくなりにくい。

炊飯器の一汁一菜に餅ひとつ

 家で過ごす時間が増えてから当たり前のように自炊するようになったが、毎回毎回凝ったものを作るのは面倒だし、平日に火を使う時間が必要になると実質的な休憩時間が減ってしまう。

 以前の私のように、無意識に凝り固まってしまった料理の常識を、ぜひ一度見直してみることを強くお勧めします。これをやらないばかりに、いつまでたっても料理の負担が大きいままだったり、おいしくできなかったりして、結果として、外食や店屋物、総菜に手が伸びてしまうのです。
 そして、 まず見直すべきなのが、冒頭でもお伝えしたように「鍋やフライパンを当たり前に使うこと」です。

 そんななかでは炊飯器のように電子的に同じ加減でタイマー加熱できる特性がありがたい。一汁一菜をするのには米用の炊飯器と料理用の炊飯器の2台が必要になってしまうが、餅をあと入れすることで1台稼働でこと足りる気軽さ。

 後は腸内環境にも配慮して納豆、キムチ、オクラなんかの小鉢があれば彩りも良くなるし味の単調さもなくなる。蒲鉾も雑煮には入れずに板わさにした方が美味い。そんなわけで、東京風雑煮を正月メニューに押し込まないで普段の食事として食べると良い感じだ。

ガッツリ食べても罪悪感ゼロ! 究極のバードめし

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