ストロング・ゼロは低アルコール飲料!?
昼からストロング・ゼロを飲んでいると「自分はアル中になってしまったのではないか」という疑念が生まれてくる。アルコール中毒と言えばドラマや小説で描かれる地獄の様な苦しみが想起されて笑える事態ではない。
相変わらず週末にストロング・ゼロを飲みたくなるのだけど、むしろ健康的なのかもしれないと思えてきた。ウィスキーをロックで呑んだり、ショートカクテルを呑み干したり、焼酎を気持ち程度の梅シロップで割っていた頃に比べればアルコール度数は低い。
あくまで沢山呑めてしまう事が問題なのであって、ストロング・ゼロ自体は低アルコール飲料なのだ。何を言っているのか分からないかもしれないが、ストロング・ゼロの界王拳3倍は通った道なのである。
ストロングゼロ ギガレモンのホワイトレディっぽさ
そんな事を思いながらストロングゼロ ギガレモンを呑んでいたら、レモンのあたりの強さと甘みとアルコール感と何よりもレモンの白濁ががホワイトレディを思わせることに気がついた。炭酸が抜けるとそれっぽい。
ホワイトレディとはジンとオレンジキュラソーとレモンジュースをシェイクしたカクテルで、アルコール度数約30%なのに甘くて呑み易い悪魔のカクテル。ドライジンをブランデーにかえると「サイドカー」、ウオッカにかえると「バラライカ」、ラムにかえると「X.Y.Z」になる名作である。
ショートカクテルなので温くならないうちに 80ml を一気に呑み干すのが流儀だけど三杯も呑んだら足元が危ない。バーテンから「次はどうしますか?」と聞かれたら帰るか注文するかの二択なのだけど、二回聞かれたら素直に帰るのが正解だ。
ストロング・ゼロをカクテルグラスで呑む
そんな訳で、ホワイトレディに倣ってカクテルグラスでストロングゼロのギガレモンを呑んでみると妙にしっくりくる。350 ml 缶ひとつあれば4杯以上をグイッと呑めて3杯目以降はやや辟易とする感覚すら味わえるのだ。それでいてアルコール度数は1/3なので頭痛に悩まされてない程度の飲酒量に抑えられる。
甘くて飲みやすくてアルコール度数9%。清涼飲料水の技術の粋を尽くして高アルコールなのに優しくて飲みやすい味わい。否、飲みやす過ぎる。
ストロングゼロのギガレモンは檸檬堂とは対照的に対照的にガツンとくるレモンが抑止力になる。瓶ビールを小さなコップで呑み干していくのも満足度が高くなるけど、ストロングゼロは小さなカクテルグラスに小分けで呑んでいくのが良いのかもしれない。

- 作者:わたせせいぞう
- 発売日: 2013/02/08
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