南部鉄器の鉄瓶でお湯を沸かす
自分の中の妙な拘りとして朝起きてお湯を沸かすなら南部鉄器の鉄瓶にしたいというのがある。今時であれば電気ケトルやポットでお湯を沸かせば良いのかもしれないけれど妙に習慣づいている。
鉄瓶利用のきっかけは色々あるが、直接的な後押しは『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』の「白湯の男」にあった。鉄瓶だとカルキが飛ばせるぐらいに沸騰させ続けられるし、鉄分が溶け出したお湯は旨味と栄養価がアップしている。
朝起きて飲むのはコーヒーが多かったのだけど、ここのところで在宅ワークと禁酒の影響からかカフェイン中毒や腹痛につながっている気がするので控えている。白湯であれば歯を磨き直す必要もないし、洗い物が増えないというメリットもある。
白湯を飲むために3つの金属を使い分けている
今ではすっかり「白湯リスト」になっているけど、コーヒーやお茶のように飲料としての味をつけないからこそ道具の使いわけや温度管理が大切になってくる。
バーナーで沸かしたお湯でコーヒー。バーナーが使用可能な場所は限られるから、いつでもどこでもというわけにはいかないけれど、ステンレスボトルの魔法瓶やコンビニのホットコーヒーで購入も問題はない。熱湯缶を自動販売機で販売してくれればよいのにと思ったりもする。
ステンレスボトルとチタンマグはアウトドア道具として愛用している物を普段使いにも転用している。ステンレスの魔法瓶はちょうど2時間ぐらい熱湯が保てるし、そこから先は初手から白湯になっている。チタンマグの軽さや保温性や耐久性も普段使いにこそ良い。
鉄瓶にお湯を入れっぱなしにしておくと錆びてしまうからボトルに移しておく必要があるし、持ち手が熱くなるからミトンも必要となる。我ながら家事を自動化したり、物を減らしている中では合理的ではないのだけど、白湯を飲むために3つの金属を使い分ける白湯道の確立が今のところは最適解なのだ。