太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

会社のサウナ部に「仕事の効率アップ」を求めて生まれる情報漏洩リスク

人生を変えるサウナ術 なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか?

サウナ室では静かにして

 サウナブームによって施設運営が充実していくのは良いし、その一助として企業のサウナ部活動があることは素晴らしいのだけど、グループでサウナに入っている人々の会話でどうにも居心地が悪くなる機会も増えたように感じる。

サウナに入るときは服だけでなく、肩書や世間体など背負っているものも全部脱ぎます。職場ではなかなか話せないような話も腹を割って話すことができるし、リラックスした状態での語らいは、飲みニケーションを超える効果があると感じます

 この「職場ではなかなか話せないような話」が自分の会社や取引先を絡めた個別具体的な噂話や愚痴であったり、社外秘の内容を含んでいたりもする。会社で集まったメンバーで盛り上がる話題はどうしたってそういう方向になってしまいがちだ。

 居酒屋でも社外秘を含んだ会話はなされてきたのだろうけれど、サウナ室ではほとんどの人が黙っているから、意識的に聞き耳を立ててなくても内容が入ってきてしまう。

会社のサウナ部に仕事の効率アップを絡めるリスク

 会社でのサウナ部を作る大義名分として、「グループでの仕事の効率アップ」を絡めていると余計に問題になりやすいのかもしれないとも感じている。コワーキングスペースで論点を挙げてからサウナでブレーンストーミングをしたりするのは確かに「仕事の効率アップ」になるのだろうれど、そのサウナ施設にいる他の人々に仕事のことを思い出させて嫌な気分にさせたり、情報漏洩のリスクまである。

 フィンランドではサウナで会議をするのが当たり前だというが、日本の施設でやるなら個室貸し切りにしていかないと難しいだろう。サウナ部がある羨ましさへのやっかみもあるけれど、そもそもサウナ施設では静かにすべきだ。テレビの音声を消して欲しいぐらいなのに、お前の職場の噂話ラジオを聞きたい訳もない。

 企業サウナ部のムーブメント自体は素晴らしい。だからこそ汗を流さないで水風呂に入ったり、サウナ室で腕立て伏せをはじめたりするサウナヴィランズの一員にならないように会話を自制して欲しいと思っている。

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