プレモル150円の楽園
仕事が終わって一息ついた金曜の夜。ハナキン・スカイウォーカーが呑みにいけと囁いてくる。蕎麦屋呑みの気分だけど、ちょっとだけ緊縮財政。蕎麦屋で呑むとなれば、お高めな日本酒や蕎麦前での散財を覚悟しなきゃならないが、さ竹は1,000円でべろべろになれるせんべろ蕎麦屋である。
プレミアムモルツの中ジョッキが驚きの150円。ジョッキが小さめなのでグラスワインに近いのだけど足りなければ2杯呑めばよい。3杯呑んでもよし。異次元空間では宇宙の法則がみだれる。
120円の鶏天がツマミと立ち上がってくる
立ち食いそば屋っぽい店なので、板わさやだし巻きの用意は無いのだけど、安価ながらもクォリティの高い天麩羅やサラダなどがある。鯖ガリ飯がすごく美味いのだけど、今回は冷麦で締めることにした。
この鶏天が120円。鶏胸肉がナゲットのように小粒に揚げられていて、塩や醤油でよいツマミになる。居酒屋で頼んだら280円と言われてもおかしくないクォリティ。
根菜たっぷりの野菜かき揚げもよし、はなまるよ。これがかき揚げだって佇まい。
ちょっと嬉しいわかめの食べ放題。わかめ蕎麦別料金なんてけちくさいことは言わない男気。生野菜サラダにトッピングして海藻サラダにしてもOK。
冷麦は小麦感たっぷり中太麺でラーメンのつけ麺っぽい
シメの冷や麦。さ竹では蕎麦の他に冷麦があって、これが美味い。冷麦は小麦感たっぷり中太麺といった塩梅でどちらかと言えばラーメンの文脈に近くなる。汁にかき揚げを浸して油感を出せばジャンクな満足感。
注文全景。プレモル150円、鶏天120円、かき揚げ120円、冷麦大盛り390円の都合780円。1000円までは全然余裕がある。普段は奢り奢られ問題に厳しい目線を投げかける僕としても、ここは出すよと安心して言える。780円でほろ酔い満腹になれてしまうさ竹は偉い。