太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

ネトゲ廃人生活が本業化した2020年の総括

Secret Diary

新型コロナウィルスによって変わった1年

 4月の段階では年内までに新型コロナウィルスの諸々が落ち着いていくのかと思っていたのだけど、東京では1日の最大感染者数を更新し続けている。都市部で溜めたウィルスが年末年始の里帰りで拡散するのも想定内のことなのだろう。

 自分としても出社せざるを得ない日があったり、外食自体はそれなりにしている。まだまだ対面の飲み会に参加する気はないけれど、かかる時はかかるという諦観とそれが自分であってほしくない気持ちが共存している。迷ったが帰省はせずに家に引きこもった。実家で過ごさない年末年始は初めてかもしれない。「実績の解除」だ。

ネトゲ廃人と変わらない生活

 それに限らず新しい実績が解除されていく一年間だった。これまでの自分がしていた電車旅、サウナ、居酒屋、映画館、アウトドア、トークライブ、スポーツジムといったほとんど全ての娯楽が一度に奪われて、その代わりに自分の部屋で過ごす時間が圧倒的に増えた。

 起床したら着替えもそこそこに各種調査や資料作成をしながらヒント探しと休憩を兼ねたネットサーフィン。断続的なリモート会議。仕事がひと段落したらホームシアターで映画を観て、ベランダで読書をしてエアロバイクをこいで入浴。その間にロボット家電が掃除や調理をしてくれる。憧れていた未来の生活はあまりの平坦さに高揚感が薄れてきている。

 たまたま給料が出るミッションやタスクがあるだけであって、ファクトを集めて最適化計算をした攻略資料を効率厨として更新し続けるのはネトゲ廃人と変わらないのではないか。ブログの更新をしなくなったのは日常が平坦化していることもあるけれど、「仕事」と似通う部分があって気分転換にならないのが大きいのだろう。GWまではやっていた『どうぶつの森』も仕事感がでてきてやらなくなった。

酒との適切な距離が難しい

 リモート飲み会にもリモート会議との類似性を感じてきていて、飲酒をするにしても専らひとりで配信動画などを観ながらのが多かった。

 120日間の禁酒後からはあまり飲まないようにしつつも、在宅の虚無性に負けて飲んでしまうこともある。家での飲酒は頭痛と虚脱感と空腹感を誘発するだけなのだから飲まないようにする。そう思っていても飲んでしまう時点で精神的な依存症が残っている。

 一回飲み始めると「もう一杯」が何度も続くし、翌日も翌々日も飲みたさが募る連鎖が続く。酒との適切な距離を取るのは完全に飲まないことよりも難しいので、禁酒をしてしまった方がイージーだ。早起きは三文の得というが飲酒をしていない翌朝にはログインボーナスがあるように感じる。

「お得な情報」の他人事化

 投資についても今の状況下でも日経平均が上がり続けているのは危険なように思えてきたので、年40万円の積立NISA以外の積立設定や現保有の金融資産を現金化。確定拠出年金さえ定期預金商品に預替えた。証券口座にある時はゲームスコアのような感覚もあったけれど、現金で持つとなかなかだ。

 投資活動をやめると色々なニュースが他人事になってくる。それに限らずとも「お得な情報」が好きだったはずなのにGOTOキャンペーンを1回も活用していない人類になってしまった。マイナポイントも使ってないし、PayPay祭りとかも乗れなかった。ややこしいルールを調べて覚えて最適化して手続きする認知資源が残っていないのだ。

 投資にもポイント還元にも最適化ゲームのような感覚を楽しんでいた側面があったのでネットワークゲームのような仕事が本業化してくるとしんどさが勝る。以前からの仕事内容と大幅に変わったわけではないが、同じ机で同じような作業をし続けていると同じ神経が摩耗するのだろう。来年も状況はあまり変わらなそうだけど、2周目はもうちょっとうまくやりたい。「攻略」はそれなりに得意なはずだから。