江戸川乱歩の小説が青空文庫入り
江戸川 乱歩(えどがわ らんぽ、旧字体:江戶川 亂步、男性、1894年(明治27年)10月21日 - 1965年(昭和40年)7月28日)は、大正から昭和期にかけて主に推理小説を得意とした小説家・推理作家である。また、戦後は推理小説専門の評論家としても健筆を揮った。実際に探偵として、岩井三郎探偵事務所(ミリオン資料サービス)に勤務していた経歴を持つ。
江戸川乱歩の死後から50年が経過したので著作権が切れるというニュースは見ていたのだけど、青空文庫化までのタイムラグですっかり忘れていた。ふと気になって調べてみると、既に『パノラマ島綺譚』や『[asin:B01CZBT0N4:title]』などの名作も公開されはじめてきており、明智小五郎が初登場した『D坂の殺人事件』であったり、『少年探偵団』の系譜もある。
青空文庫で現在公開されている江戸川乱歩作品
- 江戸川乱歩デビュー作
- 明智小五郎初登場
- 明智小五郎シリーズ二作目
- 暗号を絡めた短編
- 知的コントな短編
- フェチズムとマゾヒズムが混じった名作
- 地上の楽園を創造する狂気
- 奇妙なお伽話
- ご存知怪人二十面相
- 小林少年のBL要素
江戸川乱歩トラウマ世代として
小学生の時に好きだったのは江戸川乱歩の少年探偵団シリーズですね。当時は小学校の図書館に江戸川乱歩の児童向けリライトが置いてあって、読み漁っていました。読書や謎解きが好きになのはその頃の影響が非常に大きいです。
江戸川乱歩については小学生の頃からに衝撃をうけて色々なことに影響をしてきたと思う。映画や『江戸川乱歩異人館 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)』なども未だに追いかけているし、筋肉少女帯やオーケンのエッセイにハマっていったのも江戸川乱歩という共通項が先だ。
10年ほど前には文庫全集を買っていたぐらいなのに、これらの作品がKindleで無料で読めるようになっていくのは妙な感慨がある。それとともに、今になって読んでも十二分に面白い作品が無料で公開されていくなかでも、有料コンテンツを売り続ける現代に生きる作家の困難さを感じたりもする。
なんにせよ、面白い作品が無料で電子書籍端末で快適に読めるようになるのはありがたい。『屋根裏の散歩者』や『孤島の鬼』なんかも待ち遠しいな。