太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

パラクパニールというインドのラクト・ベジタリアン御用達の緑色カレー

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なんちゃってベジタリアン

 肉も魚も好きなのだけど、味や身体のことを考えると週に1回ぐらいは、なんちゃってベジタリアンごっこをしたくなる。ベジタリアンといっても以下の三種類がある。

分類 食べられるもの
ビーガン 植物由来食品のみ
ラクト・ベジタリアン 植物由来食品・乳製品
ラクト・オボ・ベジタリアン 植物由来食品・乳製品・卵

 健康目的の場合は動物性タンパク質摂取や食事の満足度の観点からラクト・オボ・ベジタリアンを選択するのが一般的だ。事実、ベジタリアンを自称する大半の欧米人はラクト・オボ・ベジタリアンだそう。

 動物愛護や宗教的な観点になると、「苦しませずに屠殺した」「出汁に使ってもダメ」など色々な戒律があるけど、僕の場合は完全に現世利益のためだから適当である。

ラクパニールの衝撃

 ベジタリアンが多いインド料理屋にはベジタリアン向けメニューもあるのだけど、パラクパニールが衝撃的だった。パラクパニールにとは、ほうれん草とチーズのインドカレーである。

 くすんだ緑色とソテーオニオンのドロドロ感に気圧されるけれど、一口食べて分かる野菜とひまわり油の圧倒的な旨味。食べた当時はちょうど風邪気味だったこともあって、HPが回復していくような気分を味わえた。

ラクパニールのレトルトを発見

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 パラクパニールが食べられる店は、同じベジタリアン向けメニューであるダルカレー(ひよこ豆カレー)と比べてもあまりない。また食べたいと思っていたら、インドから輸入されたレトルト食品がスーパーにおいてあったので思わず購入。

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 レアカードみたいな加工の施された箱に輝く「100% VEGETARIAN」の文字。「NO PRESERVATIVES」は保存料不使用、「NO MSG」はグルタミン酸ナトリウム不使用という意味だ。カッテージチーズを使っているので、ラクト・ベジタリアン向けとなる。

野菜って美味しい

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 パラクパニールだけだとドロドロなので、緑で統一したピーマン中心の野菜いためでシャキシャキ感も追加。6Pチーズも炒めて追いチーズ。

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 温めたナンに付けて食べるとンマイなあああッ!! 油や炭水化物の塊なので決して身体に良いわけじゃないのだろうけれど、野菜の旨味に中毒性があるし、肉や魚を美味しく食べられるようにこそ、それらを食べない日を作るのもよい。「お寺ごはん」と呼ばれる精進料理にも、そういう観点で注目をしている。