太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

部屋から出ない人類になってから洗剤を使わずに酸素系漂白剤(×酵素系漂白剤)だけで洗濯している

部屋から出ないで100年生きる健康法

リモートワークで洗濯物の汚れの質が変わった

 リモートワークが日常化したり、自炊をしたり、ホームジムやホームシアターを導入すると結果として部屋から出ない日々が増えていく。なるべくは日光に当たるべきと意識していても自由に動けるのは夜の帳が落ちてからになりがち。

 またずっと自宅にいると休憩時間中の気分転換としてに軽くシャワーを浴びたりもしがちなので、身体を拭いたタオルの使用量が増える一方で服につく垢なども最小限になっている。

 部屋から外に出ないから服に砂や泥などがつくこともなく、タオルや下着を含めて自分自身の垢や汗や皮脂やが「汚れ」のほとんどを占める。そうなってくるとわざわざ洗剤を使う必要があるのか疑問になった。

酸素系漂白剤は酵素系漂白剤ではない

 そんなわけで、現在のところは酸素系漂白剤のみを使って洗濯しているのだけど特に問題はない。字面だけ見ると「酵素系」と誤読しやすいが、「オキシクリーン」などの商品名にもある通り実際には「酸素系」である。

化学物質の酸化反応あるいは還元反応を利用して色素を分解する。この漂白の過程で殺菌作用が認められることから、食器や調理器具、布巾など台所用品に用いられることもある。ただし、衣類の汚れに対して万能と言うわけではなく、漂白剤が有効とされるシミ・汚れであっても完全に落としきるまで通常数回〜十数回繰り返し漂白・洗濯する必要がある場合があるほか、こびりついた汚れの種類によっては漂白剤でも落とせないものがある。

 酸素系漂白剤とは、過炭酸ナトリウムを主成分とする漂白剤。衣類の黄ばみや黒ずみを取り除き、汗や皮脂や血液などを分解し、除菌も行える。汚れに対して万能ではないため医療用洗剤に追加で入れる方法が一般的ではあるが、オキシクリーンを溶かした水に衣類を放置するだけの「オキシ漬け」と呼ばれる方法でも漂白や除菌の効果があるため、単体使用をしても問題ないだろう。

汚れなき生活とニーズの変化

 そもそも外に出なくなって砂埃や排気ガスなどを浴びたりすることもないし、スポーツ少年のように泥だらけにすることはもっとない。そう考えると洗剤のCMのような強力洗浄が必要な状況ではない。水だけで洗濯しても十分に汚れが落ちているし、汗や皮脂が分解されて除菌されればオーバーキルまである。

毎年1000万人以上がかかるとされる季節性インフルエンザが、今シーズンは流行しなかったとする分析評価を国立感染症研究所(感染研)がまとめた。患者数は約1万4000人と推定され、流行が起きなかったのは少なくとも1987年にインフルエンザの発生動向調査事業が始まって以来初めて。

 今シーズンは「インフルエンザの流行がなかった」とすら言われる状態。マスクや手洗いの話もそうだが、自分のようにそもそも部屋から出ないから感染しようのない人々もいることだろう。汚れなき世界。

 そうなってくると、免疫的にどうなのかという懸念が出てくるが、僕個人としてはコロウィルスワクチン以外で足りていない抗体はほとんどないだろうし、砂埃や排気ガスなどが健康に良いわけもない。なんにせよ部屋から出ない人類に向けて衛生消耗品に求められる機能も変化していくのだなと感じた。