また河川敷に向かう
ここ10年単位で冬から春への季節の変わり目で高熱を伴う風邪を引いたり、花粉やPM2.5などの大気汚染でアレルギー性鼻炎になる事が定番化していたのだけど、今年はそういう気配があまりない。
今年は症状が軽かったとは言え、花粉症の時期にアウトドアに行こうとは思わなかったのだけど、スギ花粉もおさまってきたという報道を聞くやいなや河川敷に足が向かっていた。
暖かくなったからか既にテントを設営したり、椅子に座っている人もちらほら。冬場の閑散に比べると想像以上に人がいて距離を取るのに難儀する。
キャンプギアの沼
キャンプに行けなかった間にため込んでいたギアを詰め込んだ登山リュック。
ローテーブルと椅子を設営して、まずは一服。今回は火器を持ってきていないので魔法瓶のお湯でコーヒー。もしかして魔法瓶とコーヒーとフリーズドライ食品でオールオッケーなのではと思ったりもする。
今回のテーマはパンダライトのテント設営
火からおろしたらタオルに包んで15分程。また読書が捗る。そもそもデイキャンプはコーヒーを飲みながら本を読むためにしているので待ち時間を気にしない心持ちになっているけど、なんでこんなことをしているのかという気分になったりもする。
前回まででメスティン飯盒や炭火焼肉などの実績を解除したのだけど、いよいよテントを設営する。どのテントを手に入れるのかは迷ったのだけど、ワンポールテントのパンダライトにした。
ワンポールテントとはテントの真ん中に支柱を立てて側面からペグを打って引っ張る構造のテント。骨組みがないからペグが打てる地面さえあれば簡単に設営できるし、パンダライトは2kg を切ってくる軽さ。何よりもテントらしい形や色が気に入った。
フットプリントとフライシートを敷いて、四隅にペグを打ってポールを立てる。あとは側面でテンションを調整しながらペグを打つだけなので設営自体は本当にさくっとできる。インナーテントとフットプリントの固定の仕組みを理解するまでちょっと時間がかかったけれど、慣れれば5分と言う気軽さも嘘ではない。
荷物をテントの中に入れておける安心さ
インナーテントの大きさからして基本的にはひとり用だけどフライシートの広さ的には二人は余裕で入れるから、荷物を全部しまっておける安心感がある。たかが布一枚とは言え確かにパーソナルスペースができているのだ。貴重品だけもってトイレに行きやすい。
インナーテントがない側のフットプリントが不安定なので四隅のペグ打ちの段階で一緒に固定しちゃった方が良いかも。逆に固定をせずにめくって椅子やテーブルをテントの中に入れておくのもありか。
ワンポールテントにひきこもりながら読書
陽が落ちて寒くなってきたのでテントにひきこもる。広々とした前室があるのは良いね。風が直接当たらないだけで寒さが随分と緩和するし、リラックスして過ごせる。
自動で空気が入るマット。楽しさはあるけど、ゴツゴツとした地面にはちょっと力不足か。コットが欲しい。
LED ランタンをテントに吊り下げて読書。Kindle のバックライトも合わさって快適な読書体験。
モバイルバッテリーにもなるのでLEDで照らしながら iPhone や Kindle の充電ができる。アウトドア環境でこそ電化製品の進化のありがたみを知れたりもする。
トンカツを食べて帰る
すっかり暗くなってしまったので撤収準備。ここでもランタンが役に立つ。
空きっ腹にトンカツ定食。山登りの後もそうだけど、アウトドアの後は普通の定食がやけに美味く感じるし、風呂の気持ち良さも格別だ。なんでもかんでも外で過ごしたいわけでもなくて、生活にコントラストを取り入れていきたいということなのかもしれない。

- 作者:こいしゆうか
- 発売日: 2018/04/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)