太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

音楽を聴きながらだと手が動かなくなるのは「面倒さ」へのバロメーター

退屈力 (文春新書 628)

音楽を聴きながらの仕事ができない

 ここ最近は在宅ワークになってきている事もあって、部屋に音楽を流したり、テレビを観たりしながら仕事しようと企んでいたのだけど、どうにも進捗が悪くなる事が気づいた。テレビはもちろん音楽を聴きながらも無理だ。

 音楽を聴きながらプログラミングなどをしている人は多いし、ボーカルがない曲であれば大丈夫という人も多いだろう。だけども自分は環境音に近いような音楽であっても手が止まってしまい、客先宛のメールひとつ送るのにさえ時間がかかりすぎている。

手持ち無沙汰を積極的に作って向き合う

 どうしてなのかを探っていくと、少しでも面倒な意思決定しなきゃいけない場面になるほど、音楽さえ聴いていれば逃避してても快適な時間が流れていくから先延ばしモードに入ってしまうのではないかと思われる。

 惰性でも身体が動く様な仕事であれば音楽に乗った方が効率よくできるのだけど、ちょっと取り掛かり始めるまでに躊躇したくるような仕事については意識的に手持ち無沙汰にして向き合わないと効率が悪い。

「ながら」という配分自由な逃避先

 快適な刺激があるほどに解決すべきことから逃げて時間を浪費するのは試験勉強前の掃除に似ているけれど、音楽は「ながら」だからこそ配分が可変であって、手がつかなくなることは自分がその仕事に感じている面倒臭さへのバロメーターになる。

 そう考えると、昔は技術書を読んで手を動かしたりするのも音楽を聴きながらできていたのだけど、今の自分はすごく効率が悪くなっている気がする。意識的に無音状態にして手を動かしていく必要が出てきていると感じつつも、音楽を聴きながらのが効率よく手が動かせた日々を懐かしく思ったりもする。

退屈力 (文春新書 628)

退屈力 (文春新書 628)

  • 作者:齋藤 孝
  • 発売日: 2008/04/17
  • メディア: 新書