キャンプ場でキャンプの本を読んでいる
サウナの休憩室でサウナの本を読んだり、キャンプ中にキャンプの本を読んだり、ボードゲームカフェでボードゲームの本を読んだりしがち
— 池田仮名 (@bulldra) 2020年2月14日
ソロキャンプのうちの70%ぐらいはコーヒーを飲みながら本を読んでいるだけなのだけど、どうにもキャンプ場ではキャンプ絡みの本を読んでいる事が多いと気がついた。
目の前の川の流れを感じながら富士山の湖畔の写真を眺めていたり、焚火を眺めながら焚火の本を読む。ブログの話ばかり書いているブログを嫌いながらも、ブログにブログの事を書いてしまうようなものだ。
目の前の事象を言語化しないと理解できない
なんでそうなりがちなのかと考えると、眼の前の事象を一度言語化してからでないと理解しづらいからなのかもしれないと思った。もっと言えば「言語化できないことは自分の物にできない」という強迫観念のようなものがあるのだろう。
いまここで起こっている事自体をあるがままに受け入れたい気持ちと、それを言語化して自分のものにしたい気持ちの相克。マインドフルネスになればという理屈は分かるが、だからこそマインドフルネスになれないという矛盾。
それでも、あるがままに感じなければならないと規律訓練でストレスを感じても仕方がない。言語化したいという欲望に対して我儘に振る舞う事こそが自分に取っての癒しなのかもしれない。そのことだけはあるがままに受け入れられるのだ。

- 作者:出端祐大
- 出版社/メーカー: 講談社
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