間違って入った喫茶店で優雅な昼下がり
あ…ありのまま、今起こった事を話すぜ! おれは、牛タンオムライスランチに腹をすかせながら定食屋の階段を降りていたと思ったら、いつのまにか喫茶店の中にいた。な…何を言っているのか、わからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった…。
地下にふたつの入り口があったと気付いたときにはもう水とメニューと調味料が置かれていまさら出るのも気まずい…。催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。
腹を決めてコーヒーとホットサンド
ピンとくる食事メニューがなかったので、とりあえずホットサンドを注文。最初にコーヒーが来る。
コーヒーは恐らくアフリカ系のブレンド。480円。褐色で旨みと酸味が強い。お茶請け? にはハッピーターンとミルキー。合法ドラッグ煎餅を食べたり、ミルキーを舐めながらコーヒーを飲むなんて作法は体験したことがない。
バナナにマヨネーズがかかったサラダ
ホットサンドセットは+180円で都合640円。バナナにマヨネーズがかかったサラダとピーナッツおかきが付く。バナナにマヨネーズ!? ここでも煎餅!? とツッコミどころはつきないけれど、ホットサンドは玉子とマヨネーズたっぷりで普通に美味い。やわらか厚切り牛タンオムライスは忘れよう。
狭い店内ではキャリアウーマンが営業電話をかけながらノマドワーキングしていたり、おじいさん同士で金持ちマウンティング話をしていたりとカオスな空間。ゆっくりとコーヒーを飲みながら iPhone で読書。「優雅な昼下がり」なのかな。これ。昼がろくに食べられなかった反動で夕食は無茶苦茶食べた。