タイカレーを開拓
カレーと言えば欧風カレーやインドカレーを中心に食べ歩くことが多かったのだけど、最近はタイカレー屋を開拓している。ひとくちにタイカレーと言ってもタイ王国に起源を持つゲーン(スープ)のこと全般を指すため、グリーン、レッド、イエローを皮切りに様々な種類がある。
マッサマンカレーも、「ゲーン・マッサマン(イスラム教徒向けのスープ)」が正式名称であり、わざわざ「カレー」とつけるのは日本ぐらいのものらしい。いわゆる欧風カレーもインドのカリ(スープ)がイギリス経由で定型化されたものであって、日本におけるカレーという概念が包含する範囲は非常に広い。スープという前提に立てば「カレーは飲み物」という戯れ言も全面的に正しいのか。
ガパオ食堂でタイ料理
マッサマンカレーの名前をしったのはカップヌードルのマッサマンカレー味が最初。ちょうど『マッサン』が放映されていた時期でもあって、「マッサンカレー」というタイアップ商品だと思いこんでいた時期もある。そんな経緯もあったからか、マッサマンカレーを食べたのは今回が初めて。
ガパオ食堂は恵比寿のタイフード・レストラン。本格的なタイフードがランチだと比較的安価に食べられる。店内はアジアンテイストでよい雰囲気。
初めてのマッサマンカレー
初めてのマッサマンカレーは、ハーブやココナッツが香るタイカレーでありながら、大ぶりのチキン・ジャガイモ・人参・玉ねぎがたっぷり入っているし魚醤の旨味が日本風の味付けにも思えてくる。エスニックな中毒性と日本っぽい安心感が同居するのは不思議な感覚。
ジャスミンライスをスプーンでくぐらすざる蕎麦食べ。マイルドながらも良い塩梅の辛さやハーブで新陳代謝が活発化。CNNの「世界で最も美味な料理ランキング50」で、マッサマンが1位になったこともあるそうだけど、妙な納得感がある。