太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

LINE の Youtube を「みんなで見る」はバラエティ番組の雛壇芸人ロールプレイと化した飲み会プロトコルにマッチする

寂しい生活

LINEの「みんなで見る」でYoutubeを同時視聴

グループ通話をしながらYouTube動画を同時に視聴できます。スマホ片手にみんなで動画を見ながら、感想を言い合ったりして楽しみましょう。

 リモート会議やリモート飲み会などの需要が増えてきたからか、各社のグループ通話に機能追加が行われてきている。そんななか Youtube の同時視聴機能は飲み会にバラエティ番組のような仕切りを求める層に特に受けるのではないかと思えた。

バラエイティ番組のロールプレイを見せられる

 ここ数年でキックオフ会や懇親会にもコンテンツ性や進行の巧さを求める人が増えた。ただの飲み会形式だと既に固まった人だけで話すだとか「得るものがないから参加しない」という人も出てくるのだけど、仕事関係のノンバーバルコミュニケーション裏目的だったりすると「参加したい人だけ」とするわけにもいけない。

あなたは、「裏回し」という言葉を聞いたことがありますか?
ひな壇にいる芸人さんが、さりげなく話をふったり、突っ込んだ質問をしたりして、話を広げていくことです。芸人さん限定の表現なのか、調べてもはっきりしなかったのですが、進行役ではないけれど進行に寄与する、ということです。

 それで、コンテンツ性や進行の巧さをバラエティ番組のロールプレイによって成し遂げようという話が増えてきている。なかでも面白い映像をスクリーンに流してコメントやワイプ芸的なリアクションを求めるのは、トーク力や時間管理の主体を映像側に移すことができるお手軽なドーピング手段だ。

外部刺激の注入が必要な飲み会の必要性問題

 バラエティ番組の雛壇芸人ごっこを見せられる方としてはしんどいのだけど、そういうテンプレートに沿っていること自体への安心感で参加者の緊張が解けたり、初対面同士が喋るきっかけを掴んでいるのも事実としてあるわけで、同じコンテンツを流してリアクションをする様式はリモート飲み会の一形態として浸透していくのだろう。

 もちろん、既に仲が良いグループ同士であっても話が停滞した時の外部刺激になる。バラエティ番組におけるひな壇芸は映像への外部刺激装置だったはずなのだけだけど、自身をひな壇芸人と仮定する場合には映像が外部刺激装置になる。

 オンラインになってさえ、バラエティ番組を模した飲み会を維持していく必要があるのかはよくわからないのだけど、人間はコミュニケーションのために生きているところがあるし、そのプロトコルを合わせる方法としてテレビのバラエティ番組は最大公約数として都合が良いのだろう。

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