太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

初めての後楽園特別リングサイド席でエルボーの音に驚く

週刊プロレス 2020年 02/05号 No.2050 [雑誌]

スターダムの初観戦を良い席で

 ここ半年ほどで急激に女子プロレス、特にスターダムにのめり込んでいる。きっかけは宝城カイリや紫雷イオのWWE移籍だったのだけど、そこから新日本プロレスの親会社でもあるブシロードが買収したり、NYのマディソン・スクエア・ガーデンや東京ドームでの提供試合など目まぐるしい変化もあった。

 そういう経緯もあって久々に後楽園でのプロレス観戦をしたのだけど、折角ならばと奮発して特別リングサイドの2列目に座ることができた。現在の新日本プロレスだったらまず取れない席だし、これまでしてきたプロレス観戦の中でもっともリングに近い場所だ。

人が近くで闘っている音に驚く

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 メインイベント対戦相手の土壇場欠場を埋めるべく長与千種の直系弟子である彩羽匠が参戦したり、ファイヤープロレスリングワールドへの参戦選手第二弾発表がありつつ、個々の入場や試合など興行を存分に堪能したのだけど、一番驚いたのはエルボーの音である。

 遠目に観戦していたり、動画で観ていたりする時にはあまり意識していなかったが、想像以上にドスッと鈍い音が響く。いわゆるプロレスのエルボーは肘ではなく前腕部を当てて威力を落としているというスレた知識があっても、その音はやけにリアルだし、痛みを感じる。飛び技やボディスラムひとつとってもドカンという音が響く。

動画をもっと楽しむためのリアル観戦

 場外乱闘が始まって「お下がりください!大変危険です!」も実際に体験するとすごい。蜘蛛の子を散らすように逃げた場所に人がガシャーンと飛び込んでくるのだ。リングから離れた席や動画ばかりで観戦していると箱庭のような感覚になってゲームのような過激さを求めてしまう側面もあったのだけど、リングサイドのリアルを体験するとそういう事ではないのだろう。

 リングサイド席は普段は映りにくいセコンドの動きや乱入前にリング角のポールあたりに照明が当たらないように屈んでいたりするような流れがよく分かるのも醍醐味だった。これからも動画中心の観戦になるとは思うけれど、この経験は普段からの視点にもちょっとした変化をもたらしたのではないかと思う。

1993年の女子プロレス (双葉文庫)

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