太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

破産したはずの光麺の過剰な油そばで自身も運営会社も早死にさせる

光麺の生き残り

 光麺の運営会社が破産開始決定をうけたことは年末にちょっとした話題になっていた。

 醤油豚骨ラーメンの草分けの「光麺」を運営する株式会社KMが東京地裁から破産開始決定を受けた。同社は1991年設立。95年、池袋駅前に第1号店を出して人気を博し、店舗数を増やしたが経営不振に。負債総額は9億8757万円に上るという。KM社は池袋西口店など3店舗を閉鎖し、他の6店舗はマリフィックという会社が引き継いで運営している。

 光麺といえば深夜の池袋のイメージ。飲み会帰りや夕飯を食べそこねた時に重宝していたのだけど閉店してしまったので、まだ残っている店舗に行ってみる。前回行った時には骨太光麺全部のせが凄いことになっていたが、メニューから廃止されていた。これも運営会社破産の影響か。

光麺流油そばの過剰さ

 今回は光麺流油そば(830円)にチャレンジ。個別にトッピングを頼んだらそれだけで500円を超えそうな感じだけど、色々なトッピングを頑なにセット提供しようとする。24時より前の注文なら味玉・ごはん・麺大盛りの何れかが追加サービス。

 味玉マシマシ。麺自体を愉しむはずの油そばでも具材を次々に載せていく過剰さ。カレー味のキャベツや角煮チャーシューがよい。

ニンニクマシマシで明日のことなど気にしない

 デフォルトで醤油とラードの濃い旨みを感じる。オーソドックスな油そばでは辣油や酢をかけて調整するのだけどお酢を入れるとさっぱりしすぎてもったいないかもしれない。

 ニンニクもマシマシ。深夜に大盛り麺と大量のニンニクを食べたら絶対に身体に悪いのだけど明日のことなど気にしない。自身も運営会社も早死にさせる過剰さにまみれてこそ人生だ。