太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

三軒茶屋「駒の湯」に流れる演歌とおじさんのカオス空間にトリップ

三軒茶屋までウォーキング

 お腹が空いてきた夕刻。そろそろプレナス株主優待券を使いきるためにもやよい軒に行こうと思ったのだけど、なかなか近くにない。

 電車賃を払ってまで消化しにいくのもバカらしいし、ご飯おかわり自由前の運動がてらに三軒茶屋までウォーキング。やよい軒のために行くような街ではないけど、駒の湯を思い出したのだ。

サウナ前飯の難しさ

 カルビ定食を食べて人心地。特出したものはほとんどないけど、やよい軒の漬物とご飯食べ放題は偉大である。

 ご飯二杯半。漬物定食があっても良いぐらい。おかずスティールには遭遇しなかった。

 閑話休題。膨れたお腹をこなそうと再度のウォーキング。モテキの映画版を思い出したりしながら意味もなく街を徘徊。サウナに入ってからご飯を食べた方がスムーズだけど、移動中に空腹が限界を迎えてきたから仕方がない。

演歌の流れる銭湯サウナ

 そんなこんなで駒の湯到着。電気風呂が嬉しい。サウナを頼むとタオルの入った持ち込みバッグが渡される。

 銭湯内はすごい人数。狭そうに見えるサウナ室の中を覗いたら10人ぐらい入れそうな細長い構造。テレビがないし、ヒーターがベンチ内にあるから狭いのにすっきりしている不思議な構造。演歌のBGMがいい味を出している。 

アダム&イブを超えてくるカオス空間

 サウナ内ではおじさん達が劇画漫画を読んでいたり、某宗教の会合に誘おうとして「お前のところの会長は死んでるのを公表しないじゃないか」というシュート発言で断られていたりするカオス空間。オライリーの技術書を持ち込んでいる若者までいたのには驚いた。

 狭いサウナ室に沢山のおじさん達がひしめきあって様々な人間模様と漫画本を展開しながらBGMの演歌が混じり合う。方向性は異なるけれどアダム&イブの深夜を思い出す。持ち込みバッグが漫画入れになっているのは正しい使い方なのだろうか。

 水風呂も細長いけど足が伸ばせるので広く感じる。16度の澄んだ水で心地よい。湯船はポンカンが浮いてる43度のあつ湯でここと水風呂の往復だけでもととのえる。やや強め電気風呂も最&高。銭湯としてのクオリティが非常に高くて人気になるのもうなずける。

ポンカン飴を食べながら歩く

 ポンカン湯の期間だからかポンカン飴をもらった。実は初めて食べた気がするけど、飴というよりも甘酸っぱい求肥菓子っぽい。暗いなかで開けたので内包袋がオブラートなのかビニールなのか分からず調べてしまった。オブラートで正解。

 サウナとあつ湯に火照った身体が外気に冷やされていく感覚が心地よい。三軒茶屋まで歩いてどうってことのない焼肉定食を食べて銭湯に入る。特に生産性のあることはしていないけれど、学会の事情やポンカン飴を知る事ができた。こういう日があっても良いのかもしれない。