太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

とりあえず100万円で改造人間になりたいミニマリスト

明日、私は誰かのカノジョ(3) (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)

今年度の浪費予算

 その一方で100万円を一気に使うのには夢が広がる。寿司だって熟成肉だって10万円ぐらいでピークがきそうだし、海外旅行や温泉旅館に泊まるのも良い。iMac Pro だって60万円だ。現代における「高級」は100万円もあれば大体なんとかなるのだ。

 余剰資金のほとんどを投資信託に回すような生活をしていると、ちょっとした経済指標の変動や政情リスクで100万円ぐらいはすぐに下落してしまうのだけど、現代における100万円は強力であるから毎年度で一部を解約して何かしらのテーマで100万円程度を浪費するようにしてきた。MaciPad PRO、オーディオ、ブランド品、家具、酒、食、旅行、ホームシアターなどなど。

 だけども物欲は枯渇してくるし、コロナでできることも限られている。そもそもミニマリスト志向になっていたので今回はどうしようか迷っていたのだけど、結果的に永久脱毛をはじめとする物理的な肉体改造に落ち着いた。

 スポーツジム、各種サプリメント、眉毛サロン、美容院、眼内コンタクトレンズ、色素沈着除去、ボトックス。いわゆる美容整形をしたいわけではないし、加齢によって進行している肉体的なマイナスに抗うだけのことなのだけど、契約書を書くごとに改造人間になることに同意するような感覚もある。

最後は身ひとつだからこそ

 以前までであれば服のマネキン買いなどをしていたのだろうけれど、興味がなくなった。結局のところで最後は身ひとつだからこそ、その肉体に自己投資するのがマシな選択肢なのではないかと思いつつも、ついにそれぐらいしかなくなってきたという感慨もある。

 通常であれば自分ごと以外のことにも使われていくのだろうが、気持ちよく浪費できることは少ない。子供が成長したりしていれば、人生の主役が移動していって自分自身の加齢なんてことは脇に置けるのだろうけれど、ずっと自分ごとを続けるしかないのだろう。とりあえず100万円とリスクが少ない範囲でできる改造手術をしてもらいたいが、それ依存にはならないようにしたい。

 また、あんまり筋トレやスキンケアや脱毛のことを公言していると実物とのギャップが生まれてしまう弊害がある。そう簡単に筋肉はつかないし、完全な脱毛が完了するのは1年半後。そもそもそんなストイックに突き詰めているわけでもないし、明らかに変わりすぎるのも問題だ。あくまでひっそりと違和感がないように改造を進行する。持ち物を減らすために物理的な肉体改造したいと願うのもミドルエイジクライシス発露の一種なのかもしれないけれど。