太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

いきなりステーキの誕生日ゴールドステーキが一生続くわけもないのに

今週のお題「いい肉」

 毎度毎度あまりいっていなかったいきなりステーキなのだけど、過去の肉マイル修行成果でゴールド会員となっている。

 ゴールド会員の特典はソフトドリンク無料+と誕生月のUSリブロース(300g)の無料クーポン。ゴールド会員になるとプレゼントされるステーキなので通称「ゴールドステーキ」と呼ばれる勲章。

 今年もゴールドステーキを食べてきた。2018年段階では混在していた店内も今となって行列せずに入れる状況。店舗が増えすぎたとかどんどん値段が高くなったとか色々な要因があるのだろう。

一生いきなりし続けて欲しい

 無料で食べるいい肉は美味かったのだけど、こんなことは続かないだろうとも思えてきた。3年前にちょっと集中していっぱい食べたら一生年一回はそれなりのグレードのステーキが無料で食べられるってどれだけのオフバランス負債を背負っているのか計り知れない。

 ましてや業績が悪い悪い言われているのだ。せめて更新期間内に一定以上は食べないとゴールド剥奪みたいなルールにしないとダメなんじゃないかとも心配になる。

 「消費者として好き」と「投資家として好き」は得てして矛盾する。サイゼリヤのように本当に効率化しているところもあるが、消費者にとってのコスパ最強が実現できる店は人件費を不当に抑えたブラック企業であったり、利益を度外視した施策で目先の売上を伸ばしているところも多いのが実情。

 消費者視点では一生続いて欲しいけれど、運営視点ではすぐにでも改定すべきと断言できる制度は少ない。いきなり倒産されたらもう食べられないのだ。それでも僕はもう株主ではないので、割り切った消費者としての賢い振る舞いを選択する。肉にはなんの罪もないのだけど、どこか薄寒い感情を抱きながら家路を急いだ。