終末感の日常化
北朝鮮のミサイルが発射されたと寝起きのTwitterで知る。Jアラートは鳴っていない。日経先物と為替を確認して本日の下落に憂鬱となる。なにも権利落ち日を狙わなくても。ミサイルのインサイダー情報で儲ける北朝鮮工作員がいるという話の信憑性。
日本が危ないのに、なんで円を買うのかと思うけれど、為替売買アルゴリズムが有事の円買いに調整されているのだから仕方がない。そもそも実際的な被害が大きくなるほど保険会社等が海外資産を日本円に買い戻す必要がでてくる。
北朝鮮から攻撃されたら円が弱くなる(=円安)と連想しがちだけど、復興のために世界中から円を買い戻さないといけないから100円近辺の円高に戻ることもありえるんだよなぁ。輸出産業の2017年度想定レートは110円が多いので、105円でも相当な減益なのに100円だと株価が一気にやられる
— 池田仮名ァ♂ (@bulldra) 2017年8月9日
20日前から手仕舞いを進めていたのはそういった思惑があるのだけど、ミサイルが飛んでるのにJアラートが鳴らず、真っ先に死ぬかもしれない状況というのに相場への影響とけものフレンズの最終回を気にしている自分の思考に薄ら寒くなりながらも、いつもどおりに出社する。帰宅の頃にはミサイルのことなんてすっかりと忘れて、29の日だからと焼肉を食べたくなる。ミサイルよりも29の日の方がよほど自分の行動に影響している。
イケアの空、ミサイルの夏
そろそろ今の部屋が手狭になってきたので引っ越しを考えている。部屋自体は狭くてもよいのだけど、バストイレ別でドラム式洗濯乾燥機が置ける部屋に暮らしてQOLを上げたい。半フリーランスの実家出戻りを経て、ふたたび都心に出てきたので大学生みたいな部屋に暮らしているのだけど、もう35歳なのだし、衛生と健康の維持が一番の節約に繋がるであろう。
不動産屋を巡り、イケアで家具を見繕う。当たり前のように明日が来るとしか思えないから株を買って家具を買って不動産を借りることができるのか、終末思想だから少しぐらいの贅沢をしたくなるのか。見上げた空にミサイルを探す。