太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

自分の天然ボケは酒のせいだと思い込んでいるただの低スペック問題

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

ひとり禁酒法を制定

 酒を飲む量を徐々に減らしてきたのだけど、ここ1週間ぐらい飲まない日が続いている。たったそれだけの話ではあるのだけど生活に変化がでてきた。

 自分が酒を呑む量を減らそうとしているのは時間的な勿体無さもあるのだけど、一番は頭痛や二日酔いになる可能性が上がったことにもある。

 酒を飲んでいると、どうにも変な時間に起きて頭が痛くなったり、いつも疲れが取れない感じがあったのだけど、今は普通の時間に普通に起きられる。ものすごく目覚めが良くなったわけでも全く疲れなくなったわけでもないが、普通だ。

酒を飲むのをやめたらアイスを食べる機会が増えた

 一番の変化は酒を飲むのをやめたらアイスを食べる機会が増えた事。外から帰ってきた後だったり、風呂上がりだったり、ビールのタイミングはアイスクリームにも合う。歴史的にも1920年代のアメリカ禁酒法時代にバーでアイスクリームが流行ったと言われている。

 ビールを作れなくなったビメーカーが製氷機と麦芽糖生成の技術を流用してアイスクリームの大量生産に乗り出したり、バーへの販路を流用してアイスクリームを売り出したという前提もあるし、客も酒に近い満足感を得ていたのかもしれない。

 ミニサイズのチョココーンアイスが5個入ったヨーロピアンシュガーコーンがお気に入り。サクサク感と甘味とちょうど良い食べ切りサイズ。2個食べる荒技もできる。

少しだけゆっくりとした時間を過ごせる

 アイスは一気に食べられないのもよい。アイスを食べながらゆっくりと漫画を読んだりする時間が持てるし、スッキリと頭に話が入ってくる。結局のところで寝る前にご褒美が欲しいのだ。カロリーには目を瞑ろう。

 まだまだ炭酸水を飲んだり、意識的に我慢をしている時があるし、そもそもは飲み会やイベントが中止になったりしているイージーモードではあるのだけど、最低限家では飲まないようにしていきたい。

なんか忘れている気がする

 酒を飲むのをやめた理由として、なにか色々な事を忘れたり勘違いする機会が増えたような気がするというのもある。致命的な問題にはならない程度のヒヤリハットが続く。

 ハインリッヒの法則によれば、重大なトラブルの裏には29件の軽微なミスと300件のヒヤリ・ハットがあるとされる。300件のライフゲージが削られていくのは、あまり良い気分ではないし、他にもないかの不安感が高まる。

自分の天然ボケは酒のせいだと思い込んでいるただの低スペック

 なにかしらの勘違いや失敗をしている時には酒を飲んでいたり、睡眠不足だったりという言い訳ができる状況が多かったけれど、現在は酒を飲まないし、普通に寝ているので言い訳がきかない。

 それでもヒヤリハットが続くのであらば、自分の純粋な能力の問題になってくるのがしんどい。「自分を発達障害だと思い込んでいる低スペック」というパワーワードがあったけれど、それに近いものがある。

ピーターの法則と仕組みの問題

 言い訳をすれば、仕事や生活のなかで考えたり、ケアすべき範囲が若い頃に比べて広くなっているというのはある。組織構成員は能力の極限まで出世していくため、有能な平社員は無能な中間管理職になる。ピーターの法則である。

 繰り返しますが、ひとつひとつは冷静になれば大した話ではないのです。それでも契約数が多くなるごとに暴力性を帯びてくるように思われます。短時間のうちに使える意志力の合計量は個々に決まっており、それを超える意志力を発揮するのは難しいわけで、10個までなら冷静に対処できても100個になれば1個ぐらいバカになる瞬間がでてきてしまうのも仕方がないのです

 つまり、どこかでバカになる瞬間が生まれやすくなるまで戦線が広がってしまったのが現在の状況なのだろう。それは禁酒だけで解決できるものでもないし、既にバッファを使い果たしている状況がまずい。

 結局のところでもっと人を使うとか、塩対応していくとか、仕組みを作るだとかに正面から向き合わないといけない時期にきたという事なのだろう。しかしながら知力も体力も落ちてきてから問題の難易度もあがっていくというのは人生の無理ゲー感を感じる。それに少しでも抗うように酒を飲まないで過ごしていきたい。

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)