昼から銭湯に入ってビールを呑む贅沢
孤独のグルメ原作者の久住昌之が書いた銭湯エッセイ『昼のセント酒』が好きだ。昼からスーパー銭湯に入ってビールを呑んで蕎麦を手繰る贅沢。
姉妹本の『ちゃっかり温泉』にある綱島温泉のラストにも駆けつけた。
戸次重幸の『昼のセント酒』ドラマがAmazonプライム先行配信
そんな、『昼のセント酒』の名前を冠したドラマが戸次重幸主演で放映され、Amazonプライムで先行配信中。ちょっとだけ早く見られる優越感と罪悪感で「申し訳ない!」と言いたくなる。
本来は自由業の久住昌之が昼から銭湯に入るエッセイが、ダメサラリーマンが営業をさぼって銭湯に入ったり酒を呑んだりする話にアレンジされてしまったので、1話目はちょっと微妙だったかも。ドラマに併せて出版される原作漫画もそれに準ずるようだ。

- 作者: 久住昌之,魚乃目三太,テレビ東京/共同テレビジョン,.
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/04/07
- メディア: 単行本
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「仕事をサボる」という設定には背徳感を高める効果があるけど、結局は「会社に戻らなきゃ」がちらついて自由で豊かなハードボイルドからは程遠い。『孤独のグルメ』の五郎ちゃんは酒が飲めないからいくら食べても自然に仕事に戻れるけれど、昼から酒を呑むコンセプトだし。とはいえ、まだまだ1話目なので今後に期待。