へやキャン△
ドラマ版の『ゆるキャン△』に連動してか、『へやキャン△』のショートアニメも放映されるようになった。野外活動サークルの部室やキャンプ外の活動に目を向けた外伝でほっこりできる小ネタが多い。
この寝袋を使っていれば、例え-20℃になってもまだ耐えられる。家の外でも中でもiPhoneを使えるのと同じように、モバイル機器としての「寝袋」は家の外でも中でも使う事ができるという点で「小は大を兼ねる」のだ。
へやキャンと言っても物語内では「部屋でキャンプ」する訳もないのだけど、自分自身が家の中でキャンプ生活をする狂った日々を思い出した。スキマ風が多くて暖房が壊れた家賃4万円の部屋では冬山登山用の寝袋が必要だったし、キッチンに調理スペースがないからカセットコンロを使っていた。
家の中でもキャンプ料理
ここのところで、外でご飯を食べたり、読書をしたり、ぼんやりと過ごして夜になったら帰るぐらいの工程でデイキャンプをしてみようと、ソロクッカーやバーナーなどを調達していたのだけど、生憎の雪。せっかくなので久しぶりに部屋キャンプをしてみた。陸サーファーならぬ部屋キャンパーである。

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- メディア: スポーツ用品
はい、ゆるキャン公式グッズ。ソロクッカーにボンベやバーナーがちょうど収納できるし、取手がまるまって付属のポーチに入るので非常に持ち運びやすい。炒め物をする勇気はまだないのでパスタを茹でてみたり、コーヒーを淹れてみたり。要するに言えばカセットコンロで鍋をするのと大差ないのだけど、たった直径12.5 cmの鍋を工夫して使う楽しみに萌えるし、何故だか美味しく感じる。
ディペイズマンとしての部屋キャンプ
外で料理を作って食べると美味しいのは勿論として、リビングで作って食べるだけでも美味しくなるのは不思議だけど、これは一種のディペイズマンなのだと思う。
デペイズマン とは、「異なった環境に置くこと」を意味するフランス語で、シュルレアリスムの手法の1つ。日常から切り離した意外な組み合わせを行うことによって、受け手に強い衝撃を与えるもので、文学や絵画で用いられる。
そもそも、本来的には料理や睡眠をする場所ではない外で活動することがキャンプの醍醐味であれば、本来的にはキャンプをする場所ではない部屋の中でキャンプ道具を広げる醍醐味も逆説的に発生しえる。小学生の頃にも、遠足が雨で中止になった時に教室で食べられる弁当やおやつのが遠足よりも楽しみだった覚えがある。
毎回そうしたいかと言われれば違うのだけど、普段とは異なるシチュエーションさえ作れれば別に外でキャンプをしなくても良い。陸サーファーならぬ部屋キャンパーが今年は流行るのかもしれない。
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