味音痴には亜鉛が効くらしい
普段から外食が多いとどうしても濃い味付けのカレーやラーメンが好きになってしまうのだけど、それだと身体にも悪いし、余計に濃い味を求めるスパイラルに陥りがちだ。強い刺激を恒常的に求め続けていては、その先には破滅しか残らない。
こころ穏やかに変わらずに暮らしていきたいというコンサバな願望と、退廃的に変わり続けたいというデカダンな欲望が同居するアンビバレントな感情には、僅かな刺激を証拠金にしながら陶酔していくための陶酔力FX口座のようなものが必要となるのだろう。
外食が多いと味音痴になるのは、ミネラルの不足も大きな要因となる。特に亜鉛が不足すると味覚障害を引き起こすそうだ。Wikipediaによれば亜鉛欠乏症の症状は以下の通り。
症状は細胞分裂の頻繁な箇所に影響が現れる。
・味蕾の減少による味覚障害
・精子形成の減少
・無月経
・貧血
・皮膚炎
・免疫機能の減弱
・甲状腺機能の減弱
・創傷治癒の遅延
亜鉛ってすごく大事じゃないか。特に最初のふたつ。亜鉛を豊富に含む食品としては牡蠣やレバーが挙げられるのだけど、外食で食べるには脂や味付けがきつい場合が殆んどだし、生牡蠣ばかりを食べつづけるわけにもいくまい。
ビール酵母と亜鉛で味覚障害を改善したい
こころの問題はカレーやラーメンでも解決できるが、身体の問題は科学だ。僕が使っているマルチビタミンサプリメントの成分表を見たら亜鉛の含有量が少なかった。で、あればと亜鉛のサプリメントを検討したのだけど、この分野にはビール酵母もある。
ビール酵母といえばエビオス錠が有名であるが、エビオス錠と同じアサヒフードアンドヘルスケアが販売しているスーパービール酵母Zは亜鉛やビタミンB類を強化しているのでより捗る。亜鉛サプリメントも安全性はそう変わらないだろうけど、ビール酵母なら食物繊維も取れるし亜鉛との相乗効果でドヴァ帝国が期待できる……のか。スーパーだし。Zだし。
エビオス錠を呑んでエビオス嬢の過剰さに頼らない
そんな事を考えていたらエビオス嬢女史の文章がまた読みたくなってきた。
男とレストランに入ったら、真っ先にオムライスなどの卵を使った料理を探して「あーん! 私これ食べられないんですよねぇ~(悲)」と言いましょう。するとほぼ100パーセント「どうして? 嫌いなの?」と聞かれるので、「嫌いじゃないし食べたいけど食べられないんですっ><」と返答しましょう。ここでまた100パーセント「嫌いじゃないのにどうして食べられないの?」と聞かれるので、うつむいて3~5秒ほど間をおいてからボソッとこう言います。「……だって、……だって、卵割ったらヒヨコが死んじゃうじゃないですかぁっ! 赤ちゃんかわいそうですぅ! まだ生まれてないのにぃぃ~(悲)。ピヨピヨとすら鳴けないんですよ……」と身を震わせて言うのです。 https://youpouch.com/2011/04/26/162331/
「1日15錠目安」という濃縮のされてなさに翻って優しさを感じてしまう。……だって、……だって、ビール酵母を食べたらビールが作れないじゃないですかぁっ! 麦芽糖かわいそうですぅ! まだ生まれてないのにぃぃ~(悲)。シュワシュワとすら鳴けないんですよ……。
ビール酵母は噛んで食べても香ばしくて美味しいのだけど、水で飲めと書いてあるので従う。即座に効果がでるものじゃないだろうけど、薄味でも満足できるようにしたいという意志が大事なのだろう。どんな分野であっても、エビオス嬢的な過剰さを求めすぎないようにしたい。