ボディメイクの8割イージーモードになった?
新型コロナウィルスの流行に伴ってスポーツジムを解約したり、毎日の通勤で二駅分を歩いて往復する習慣がなくなったりして、ボディメイクが非常に難しくなったように感じていたのだけど、それは逆なんじゃないかとも考えなおしてきている。
そもそも会食がないので、夜遅くに高カロリーな食事や酒を飲食する必然性がない。高タンパク低脂質で安全さや美味しさが両立する弁当を作るのも難しいし、仕事帰りにラーメンが食べたくなることもあった。それがテレワークになってからは作り立ての高タンパク自炊メニューが食べられるし、酒を飲まない日が当たり前になった。
ボディメイクは「運動2割・食事8割」と言われている。これまで難しいと感じていた8割側の食事コントロールの難易度が格段に下がったわけで、あとは2割側の運動の質をあげていけばよいという観点において総合的にイージーモードになっているのではないかとも思われる。そんなわけで、本格的ではないものの簡易的な筋トレ道具を揃えて日々のなかでトレーニングができないかを考えるようになった。
「ながら」が捗る静音エアロバイク
これまでの自分の傾向からして「ながら」でできて準備が簡単であることが要件となる。『リングフィット アドベンチャー -Switch』なども購入したがコントローラーの準備が面倒で結局ほとんど起動できず。情報量の少ないゲーム画面に視覚や聴覚が占有されてしまうのもしんどい。
スポーツジムでのマシントレーニング中にもオーディオブックなどを聴きながらやっていたし、エアロバイク中なら iPhone で Kindle やネット記事を読みながらでもできるので捗る。邪魔になるかもと悩んだがエアロバイクを自宅でもやるようにするのが最初だろうと考えた。
いろいろな種類があるが、静音かつ長時間使えるマグネット負荷型を探してこれに落ち着いた。ゲーミング配色のデザインも格好良いし、タブレットスタンドがついているのもよい。Apple Watchでカロリー計測しているのでモニターがないバージョンでも問題なかったとは思うけど。
長時間使うならサドルクッションが必須になってくる。スポーツジムでは iPad や Switch を持ち歩けなかったので、むしろ自宅のやる方が大画面で好きな動画を見たり、ゲームをしたりができる。最近はクラブハウスで雑談しながら自転車をこいでいる。ほぼ音がしないので苦情に発展した事も無い。
エアロバイク自体は筋肉や代謝量に直結しないが外を出歩かなくなった現状において、基礎的な消費カロリーや発汗を増やす事も重要であると感じている。
BODYBOSSでチューブトレーニング
ベンチプレスやインクラインカールとかができないまま1年経って逆チキンレッグになってるんだよな。 pic.twitter.com/rXiBRsVY14
— 池田仮名 (@bulldra) 2021年2月23日
動画を見ながらのスクワットなどは自重でも比較的やりやすかったし、前述のエアロバイクの影響もあってか足の筋質はそれなりにキープできていたのだけど、上半身や体幹の筋肉がまったく保てていないのが課題となっている。
かといってバーベル、ダンベル、ベンチ、ラックと揃えていったら場所をとるしお金もかかる。なによりも怪我や自分の部屋が事故物件で怖い間取りになってしまうリスクが怖い。
「宅トレ」ブームで注目され、品薄状態の続くBODYBOSS JAPAN「BODYBOSS2・0 ポータブルフィットネス」。アンカーのついたボードと伸縮するバンドを組み合わせ、バーベルスクワット、バーベルランジ、ベンチプレスなど、ジムで行うようなマシントレーニングが40種目も自宅で再現できると話題なんです。
そんななかで、BODYBOSSなら比較的安全に負荷がかけられるし、使わない時はしまっておけてよいんじゃないかと購入した。奇しくもゲーミング配色。
これでバーベルアームカールやベントオーバーローイングなどをやっている。本体は軽いのに自分の体重を載せてボードを安定的に支えたり、カラビナの位置をかえることで負荷や種目を調整できる構造が面白い。
付属のチューブ2本だけだと物足りなさもあったが、追加チューブ2本を足したことで結構きつい負荷がかけられるようになったし、むしろパンプアップはマシンやフリーウェイとよりもしやすい気がする。ボディビルダー選手も仕上げはチューブでしていると語られることが多い。
テレワークだからこその持続的な筋トレ
自宅に設置されたチューブトレーニングセットはあらゆるタイミングで適当に始められるのが良い。動画を見ながらはもちろんとして、リモート会議中にマイクミュートしたり、タバコ休憩のような感覚でおもむろにはじめられる。気が向いたら10回x3セットぐらいってのを1日のなかで繰り返すとそれなりの回数がトータルで積み上がる。
最近ゲームを選ぶ基準がエアロバイクしながらでもできるか?になっているので、アドベンチャーゲームとかの価値があがっている。逆にシビアなアクションゲームは難しい
— 池田仮名 (@bulldra) 2021年2月27日
エアロバイクもそうだ。仕事中にはしていないが、例えばゲームに集中していた時間だったり、読書をしていた時間にエアロバイクの「ながら」が入ってくる。スポーツジムへの移動時間や会費がかからないということ以上に、平日や休日を問わずに1日のなかでスナック感覚で運動量が着実に積み重なっていくのが大きい。これはスポーツジムに通って集中的にやっていた頃とは全然違う感覚である。
もちろん高重量のベンチプレスやスクワットをやりたい気持ちもあるけれど、それはワクチンが摂取できたらビジター利用から再開すればよいし、併用できることだろう。これまで難しいと感じていた8割側の食事コントロールの難易度が格段に下がったなかで、簡易自宅ジム環境で持続的なボディメイクをしていくのが現時点ではよいんじゃないかと感じている。筋肥大の効果がいきなり見えるわけでもないが、3ヶ月後がすこし楽しみだったりもする。