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【PR】家族にクレジットカードを貸しているとポイント没収されてしまうかも

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クレジットカードを家族や友人に貸すのは規約違反

 クレジットカードを夫婦間で貸し借りしたり、子供のネットショップ利用のために登録している人もいるのではないでしょうか。しかしながら、クレジットカードは署名をした本人のみが利用可能であり、たとえ家族であっても貸与は規約違反だと知りました。クレジットカードの貸し借りによる規約違反を行うと下記のリスクがあります。

  • 貸与したクレジットカードによって起きたトラブルはカード会社の補償対象外
  • クレジットカードを貸与したことが不正利用して発覚すると強制退会の可能性がある

 「飲み会でみんなの支払いをまとめてクレジットカードで建て替える」なんてCMが放映されているので、クレジットカードによるお金の貸し借りもOKなように見えてしまいますが、あくまで本人が支払う前提。クレジットカードを置いて先に帰ったらダメです。

貸与クレジットカードによるトラブルはカード会社の補償対象外

特に不正利用されたとしても、通常であれば「盗難保険」が適用されて、被害額はカード会社が補償してくれますが、このケースでは契約違反の事案にあるので、カード会社は補償しません。

仮に、自分が利用していたことにしたとしても、カード会社が状況を調査すれば、本当のことは判ってしまいますから、そうなった時はカード会社から訴えられることも考えられます。 https://card-professor.jp/entry-89/

 貸与したクレジットカードによって不正利用をされた場合においては、カード会社の補償対象外となり、調査の過程で不正利用を咎められる可能性すらあります。

強制退会でポイントが没収される可能性も

「夫婦・子供・恋人・知人」いずれも、ご自身が信用している方だと思いますが、それでもトラブルが起きた場合、その責任は全てご自身にあります。

カード会社がその事実を把握した場合、カード会社の判断によってカード利用を止めることが出来るのです。

  • クレジットカードの所有権はカード会社にあります
  • クレジットカードは、カード会社から貸与されているものです
  • 貸与されたカードの利用方法が、契約事項になります
  • 契約に違反すれば、貸与を取りやめることが出来ます
  • 利用残額の全てを、一括請求することも出来ます
https://card-professor.jp/entry-89/

 不正利用による強制退会措置が行われるとクレジットカードの利用停止・強制退会、残額の一括請求が行われ、カード会社によってはポイントの利用も不可能となります。5万円分近くのポイントが事実上の没収となってしまった事例もあるそうで、後悔してもしきれません。また強制退会によって信用情報に傷がつくと、新たなクレジットカードを作ったり、携帯電話の割賦販売などの契約が困難となる可能性もあります。

「クレジットカードの現金化」も規約違反

 街を歩いていると「クレジットカードの現金化」という看板を見かけることがありますが、これは比較的換金率の高い商品をクレジットカードに購入してすぐに売り払うことで、クレジットカードのショッピング枠を換金するというものです。

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 新幹線回数券などを利用した換金は日本の法律上においては違法であると言い切れないものの、クレジットカード会社の約款においては明確に禁止されており、このような利用の実態が明らかになると、やはり強制退会措置の対象となります。

 法律ではグレーゾーンなのに禁止されることに、やや理不尽さを感じなくもありませんが、クレジットカードの所有権はカード会社にあり、カード会社から貸与されているものだという前提で約款を正しく理解すべきでしょう。

家族で利用するなら家族会員カードを発行してもらおう

 「家族間でもクレジットカードの貸し借りは規約違反だということはわかったけれど、主婦や学生だからクレジットカードを発行できない」「1枚で済んでいたのに年会費がもったいない」という意見もあることでしょう。このような場合には家族会員カードが利用できます。

「クレジットカード」を申込めば、カード会社の審査を通過しないとカード発行は認められません。

専業主婦の方では安定した収入が無いので、カード発行が難しかったり、学生の方が審査の厳しいカードを持つにはハードルが高かったりします。

ところが「家族会員カード」の場合は、本会員の方の信用で発行されるので、専業主婦の方や学生の方でも「クレジットカード」を持つことが、可能となってくるのですよ。

 家族会員カードとはクレジットカードの本会員の家族に対して追加で発行するカード。家族1人1人に対して個別のクレジットカードが発行されますが、限度額や信用情報は本会員のものが利用されるため、発行が容易ですし、それぞれのカードに付帯保険や特典がついているのにも関わらず年会費が無料ないし安価です。クレジットカードの貸し借りが必要となる現状があるのだとしても、家族会員カードを発行することで殆んどの問題が解決されるものと思われます。

 今回は、家族や友人間でクレジットカードを貸し借りすることの違反性とリスクについて調べてみました。「クレジットカードの知識」と言うとポイント還元率や空港ラウンジなどの特典ばかりに目がいってしまいがちですが、突然の強制退会でポイントが没収されたり、信用情報に傷がついたりしないようにカード会社の規約と遵守について正しく理解することも大切ではないでしょうか。

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