ココイチ禁断症状
ときどき無性にCoCo壱番屋のカレーが食べたくなる禁断症状に襲われることがある。特段に美味いわけでもないし、ぜったいに割高になるのもわかっているのだけど不思議と足がむかってしまう。牛丼屋のカレーだとカツカレーができないし、近くにゴーゴーカレーがないときのカツカレー欲のぶつけ先にもなっている。
ともかく、僕はなんだかんだと文句をいいつつCoCo壱番屋に座っていることがあるのだけど、そのたびに1000円オーバー!?ってなってしまうという病気に罹患しているのだ。
チキンと夏野菜カレーで散財
そんなわけで、気付いたらココイチの席に座っていたある日。最近の季節メニューは「チキンと夏野菜カレー」らしい。チキン、トマト、なす、オクラ、アスパラが食欲をそそる。デフォルトヤサイの玉ねぎ、じゃがいも、にんじんよりもヘルシーに感じてしまう不思議。じゃがいもは野菜というより主食だしね。都内だと税込み823円。ぐぬぬ。
もちろん、ロースカツも追加。290円。都合1113円。松屋なら550円だぞ!と思いつつもココイチフィーを支払う。ココイチを運営する壱番屋は優良株として有名なのだけど、その源泉はスパイス卸しを独占した上でのプライシングコントロールにあるのはわかっている。わかっているのだけど消費者レイヤーとしても抗いにくい。
ココイチに感じる敗北感
敗北感を感じつつもやっぱり代替不能性があるというか、ココイチには奇妙な満足感を保証してくれる強さがある。カツにはウスターソースをバシャバシャかける。ロースカツはカレーにソースを合法的にかけられる言い訳になる。
輪切りになった鷹の爪もよいアクセント。有料の辛口を頼まなくても無料のとび辛スパイスで賄えるし、「大盛り」はごはんのグラム数に紐付いているのでライスが残ってしまった場合に限ってカレーソースを無料でおかわりできる。そういう裏ワザをお得だと感じる頃には色々と麻痺しているのだけど、楽しくはある。そんなわけでココイチ禁断症状になった真夏の夜には夏野菜カレーで散財しながら壱番屋の株価をチェックしている。

CoCo壱番屋 答えはすべてお客様の声にあり (日経ビジネス人文庫)
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