太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

ブロガーフェスティバル2015初参加で提示された3つのネクストステージ

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ブロガーフェスティバル2015に行ってきた

2015ブロガーズフェスティバルとは、その名の通りブロガーによるお祭り的なイベントです。
フジロックやサマーソニックのように、複数個所でセッションが行われます。
3ステージに分けて行われるセッションを、参加者のブロガーさんが好きなものを選択して聞くことができます。

 今年で3回目となるブロフェス2015に初参加。WordPress界隈の方々とは比較的クローズドな会で絡むようになりつつも、大規模なイベントに参加するのは初めて。アイスブレイクやオープニングの意識高い感じに逃げ出しそうになりつつ、メインセッションに向かう。

朽木誠一郎「ブロガーとライターの違い」

 LIGブログの編集長から有限会社ノオトに転職した朽木さん。隣室でLIGブログの現編集長がセッションをしている状況でブロガーとライターの違いについての講演。結論から言えばライター(書き手)という概念の中に、ブロガーも含まれる。ライターといっても商業ライター、ブロガー、記者、コラムニスト、ブックライター、RP・広報ライターといった区分がある。著名人への取材やインタビューを元に書籍を作るブックライターのように「自分から発信したことはないけど、誰かが持っているものを広めたい」というモチベーションでなされる仕事もありえるという

 「メディアはモビルスーツ」というヤヤウケな名言。情報をより速く、大きく、あるいは細やかに伝達するための強い力を得られるが、そのことに自覚的である必要がある。メディアは情報伝達・マネタイズ・マーケティング・ブランディングなどに利用できるが、原義に立ち返って人を動かす情報伝達をしたいとのこと。

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 商業ライターは自己ではなく他者の情報を発信するから記者に近く、ブロガーは自己の情報をメインに発信するのでコラムニストに近い。商業ライターであれば、要件を確認して、著作権・ステマ・媒体のルール・クライアントの利益を守る必要がある。結局のところで自分のお金がどこからでているのかを意識すべきだろう。原価0で自分の頭のなかの文章を書き出すことでお金や反応を得られるのがライターの魅力であり、夢のある仕事。ライター業界全体を押し広げて20年後も同じ仕事をしたいという展望を語っていた。

Edge Rank「ブログのネタを多様化させるための秘訣」

 Edge Rankは人気ブロガー10人によるメルマガ。「東京の外側」「東京の内側」「オフライン」という三つの視点からブログのネタを多様化するための秘訣を講演。9人が入れ替わり立ち代わりで語るのが面白い。

 「東京の外側」や「東京の内側」という観点ではシアトルとのSkype中継や香川県のローカル情報、高知旅行記について語る。地方の店、生活、イベント、人、面白い謎などをのすべてがネタになる。「記者」としての潜入レポートには魅力が溢れているという。「東京の内側」にいても、お出かけのきっかけはいくらでもあるし、自分が体験したことを書くのが大事だという。

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 「オフライン」という観点では、積極的なイベントの開催や参加、地元商店会との繋がりなどについて語る。人との繋がりはブログに留まらないイベントや仕事に広がるし、地元に目を向ければ世界は変る。ブログは終点ではなく起点。オフラインで楽しいと思ったことや、人との繋がりがブログのアイディア出しや書く楽しさに直結するとのこと。

対談「これからの個人とブログとメディアのつながり」

 ファーレンハイトさん、鳥井 弘文さん、家入明子さんの対談。それぞれのバックグラウンドを語りながら、デビューまでの経緯やライターとコラムニストの違いをコラムニストに近いの立場から語る。「ウェブライターになるつもりはない」という明言もあり、朽木さんとは正反対の立場なのかもしれない。

 WEB側がコラムニストとライターを区別してこなかったが、最近はスマートフォンでコラムを読みたいという需要が高まっている。コラム自体で何かを変えたいのではなく、読んでいる時間で気持ち良くなったり、高揚してほしいという意識。突飛な結論や教訓に対して、それを裏付ける体験を伴ったエピソードを切り出すことで説得力を持たせている。コラムニストは経験を切り売りしているから数を増やすべきじゃないとのこと。

 インターネットの世界は狭いので紙媒体は重要。新しい読者は書籍からやってくる。スマートニュースなどのキュレーションアプリはITリテラシーの低い人も読んでるので、また違った客層になる。いいね!もツイートもはてなブックマークも増えていないのに、どんどん読まれるような記事もあるのだという。

ブロガーのネクストステージについて

 イケハヤ師によるウェブライターつまんない話の流れがありつつ、奇しくも「ライターとブロガーの違い」「ブログをオフラインに繋げていく」「コラムニストとしてメディアに関わる」といったタイムテーブルで聴いていた。どれも「通過点としてのブログ」を前提としつつも、どの方向に特化しながらネクストステージを目指すのかという話だ。

鳥井さんが語るように、「ライター」と「コラムニスト(「ブロガー」でもいいでしょう)」はかなり違いがあります。なんでしょう、「サラリーマン」と「芸能人」くらいの違いですかねぇ。

分かりやすい話で、ライターに求められるのは、「クライアントの要望を実現すること」です。 https://www.ikedahayato.com/20151017/45383081.html

 純広告なしで好き勝手なブログを書いて生きていく「ブログ飯」が高難度であるという認識が広がりつつも、オウンドメディアやバイラルマーケティングのB2B的な構成要素としての生存戦略は増えている。ブロフェスの講演や会話のなかでそういう状況が整理されて自分のポジションのようなものが見えてきたような気がする。つまり、僕の文章は雑誌のグラビアに添えられたポエムなのだなと。

グラビアポエムとしての文章

 商業ライティングにしても、このブログにしても僕自身がゼロから何かを考えるのではなく、「何があった」「どこに行った」「何を食べた」「こういう技術があって」みたいな一次情報へのリアクションばかりを書いている。あくまで主役はニュース、商材、料理、写真、技術などの一次情報であって、僕自身の「考え方(笑)」は話題の選択やリアクションの偏りや蛇足的な連想エピソードに現れてくるにすぎない。

瞳に映る僕、瞳に映る君
僕、君、僕、君
あれ・・どっちが見つめているんだろう   https://mildch.com/archives/36416625.html

 つまり、殆んどの文章は雑誌のグラビア写真に添えられたポエムのようなもので、そんな自己主張はなくてもよいのだけど、ついつい入れたくなってしまう。それによってウケがよくなることもあれば、ばっさりカットされることもある。その一方で、僕自身の考え方や他者を伴うエピソードを押し出したコラムのような文章を書いていこうという意識はない。

 自分が書いていて楽しい方向性や物理的な制約に従っていただけなのだけど、ありがたいことにPR記事や技術紹介系のライティングのご依頼を頂きやすくはあるので、結果としてそれもポジショニングのひとつなのかもしれない。でも、だからこそ自分には伝えたい思想も、文章力も、直接的なマネタイズ能力もなくて、要するに言えば単著は書けません。ってのを改めて感じた。

ブロガーフェスティバルのまとめと感想

 結果として、ブログ自体の話は殆んどなくて、ブログの次の選択肢を提示されたような気分だった。商業ライターとしてクライアントの要望を実現する。ブログをオウンドメディアにしながらオフラインの仕事に繋げていく。コラムニストとして紙媒体に進む。どのステージも魅力的だ。

 商業ライティングにしても、このブログにしても僕自身がゼロから何かを考えるのではなく、「何があった」「どこに行った」「何を食べた」「こういう技術があって」みたいな一次情報へのリアクションばかりを書いている。あくまで主役はニュース、商材、料理、写真、技術などの一次情報であって、僕自身の「考え方(笑)」は話題の選択やリアクションの偏りや蛇足的な連想エピソードに現れてくるにすぎない。

 僕自身はご縁があって商業ライターに近しいことをしつつも、プロ意識には程遠くもある。結局のところで、会社員の本業が忙しいという逃げ道があるし、自分の中に伝えたいこともあまりない。判断保留のネオテニー(幼形成熟)を続けながら趣味としてやっていくことになるのだと思う。

 レースゲームのなかだと『ディトナUSA』の初級コースが一番好きで、何度も何度もやってしまう。上級コースや新コースもあるのだけど、40台のマシンが短くて単純なコースの中にひしめき合っている初級コースが一番面白い。何度やっても些細なコース取りでタイムが変わるし、クラッシュも日常茶飯事。まだこんなコースで消耗しているの?って感想を抱くのも普通の感覚だとは思うのだけど愛着が捨てられない。

懇親会で動けないキョロ充

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 id:suzukidesu23 さんのコアラパジャマ。懇親会になると、はてなブログ村で固まってしまう感。今回はじめてお会いするブロガーやご無沙汰していた人が多かった。こういうイベントになると知っている顔が何人かいることに安心してしまって動けない。知らない人と名刺交換をしていくだけでも違うんだろうけれど。

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 交流はさておきソーセージ天国や〜。

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 チャーハンも食べるよ。ウェーイ系はアウェイにいくとキョロ充になる。

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 懇親会のじゃんけん大会では200人のなかから勝ち抜いてモバイルバッテリーを頂く。

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 空気を読まずに連勝してスマホ手袋も頂く。すみませんほんと。盛りだくさんのイベントで楽しかったし、キラキラしていたのだけど、その一方で誰もがネクストステージにいく必要は別にないのかもしれない。やはり僕にとって太陽は眩すぎるのだ。

さくら水産で裏ブロフェス2015

 ブロガーフェスティバル2015の後には裏ブロフェス2015。色々な属性が集まる大規模なイベントがあると、はてなブログ村の少人数で再集結して二次会をしたくなるのは「合コン反省会」の趣がある。ウ(チベンケ)ェーイ。

 夜のさくら水産を布教。既に懇親会でご飯を食べていたし。

人生で大切なことはさくら水産で学んだ

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 さくらチューハイには桜の塩漬けが入っている。ビールは呑まない鉄の意志。

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 スズキです。最近のアフィリエイトや仕事などについて。

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 キンメの唐揚げと鶏の唐揚げ。情報交換をしつつ、最近の事情に疎くなっていることを実感する。RSSの未読が1万件を超えつつあるし、「他人は他人」という意識が強くなった気がする。

タバコの箱で大きさを提示するのがブロガー

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 イカの天麩羅の量が半端ない。これで780円。どっさりと言われると頼みたくなったり、タバコの箱で大きさを提示したくなるのがブロガーという生き物。

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 〆の無料味噌汁。腹いっぱい食って呑んでひとり頭1300円。日常に戻っていく憂鬱さを感じながら電車に乗り込む。