ブログを毎日更新しても見えてこない景色
特に意味はないのだけど、今年に入ってから毎日更新を続けている。2ヶ月間も毎日書いていたら一度ぐらいは検索されやすいキーワードにインデックスされたり、何かの拍子にバズったりというアイロニカルな下心もあったのだけど、なーんにもない。
このブログを積極的に更新していくつかの人気記事が出ていたのは2013年〜2015年頃の話。1000ブクマされたり、ニュースサイトに取り上げられたり、ブロガーイベントに登壇したり、外部媒体に書いたり色々あったのだけど、今となってはなんでそうだったのかよくわからない。強いて言えば「時代」だ。
ブログ毎日更新教の思い出
「ブログを毎日更新しろ」というのは、それこそ2013年ぐらいからプロブロガーと呼ばれるブログの広告収入で生活する存在がしきりに主張していた事だ。とにかく毎日更新すればいつかは救われるという宗教。
その教義の分かりやすさや参入障壁の低さからか、現在でも色々なところで主張されているし、Youtuber の世界にまで浸透している。実際に救われた人は一握りとは言え。
そこには毎日やっていれば最低限の力量が身につくという実利効果と「バッターボックスに立たなければホームランはない」という前提のミックスがありつつも、「再現方法が全然分からないから何度も試す必要がある」が実態であろう。
カネ! 名声!! 滅びよ人類
そもそも沢山の人に読まれる事にはたいしたメリットがない。ちょっとした虚栄心と引き換えに身バレや中傷などのリスクが高まるだけだ。
【2019最新版】3分で分かる!今酒ハクノ自己紹介!【095】
それでも5年前の景色への憧憬を感じてしまうのは、アラフォー独身会社員としてのストレスを酒で誤魔化す日々から人生逆転して、適当な文章で金と名声を得たいという逃避行動なのかもしれない。ブログで人生逆転は仕事や婚活よりも高難度だろうけれど。

- 作者:染谷 昌利
- 発売日: 2016/08/11
- メディア: 単行本