カーニヴァルの日は経済観念が壊れる
今日は各地でお祭りらしく、街を歩いていたら浴衣姿のリア充カップルが闊歩していたり、祭りのアナウンスや露店などが目立っていた。未だに水につけた缶ビールが500円とか、馬鹿なの死ぬの? 近くにコンビニがあって、キンキンに冷えたプレミアムビールですら250円で買える現実があるのに帝愛地下帝国にわざわざ入り込んでいる。
そういう意味では露店には弁当屋におけるスペシャル弁当の効果があって、つまりコンビニチューハイですら相対的に安く感じさせるマジックが働く。祭り(=カーニヴァル)には名目経済とは別の価値体系が成立しえるのだろう。
ギルトフリー感覚を求めている
ともかく、僕は祭りの日だという言い訳がたつのであれば、そのギルトフリー感を逃さずに、酒を買う。酒が呑める、呑めるぞ、酒が呑めるぞ。
昨今の消費行動には主観的な「ギルティフリー感覚」が求められていて、フェアトレードなど経済に貢献している「気分」であったり、身体に良いとか、丁寧だとか、エコだとかの「気分」そのものが実態的な効用よりも重視されるのではないかと考えている。
コンビニでは氷点下をうたったアサヒスペシャルコールドビアを推してていたけれど、あえてのチューハイを探す。こういう時って変にプレミアムじゃない方がうまいというか、駄菓子感覚が重要なのだ。
ストロングゼロであたまがおかしくなる
ストロングゼロの冷凍みかん。みかんは好きだし、アルコール度数は8%のストロング。コンビニで出会った「限定」に弱いのも相変わらず。外でストロングゼロを飲むのは初めてからもしれない。
歩きながらストロングゼロを呑んで徘徊する不審者の完成。考えてみれば、いまどき殆んどの清涼飲料水はペットボトルなわけで、このご時世で缶を持ち歩いている人はアルコールなり、レッドブルなり、コーヒーなりとなんらかの「ワケアリ」なんじゃないかと思わせる効果がある。
脳みそ縛りの徘徊でオリエンテーリング
気温のせいなのか、ストロングゼロのせいなのかわからないけど吹き出し続ける汗。ぜったいに身体によくはないんだけどお祭りの日ぐらいはしょうがない。熱中症。ねっちゅうしよ。
ニコニコ動画において、酒をのみながらRPGなどをプレイして全然ちゃんと進めないってのを配信する「脳みそ縛り動画」が面白いのだけど、安くてアルコール度数の高いストロングゼロをのみながら暑い街並みを徘徊してればリアルに脳みそ縛りがおこる。バラエティ番組のぐるぐるバットのようなものだ。
いつのまにか知らない街に迷い込んで帰り道がわかんなくなって、そんな時に限ってiPhoneの電池が切れてしまう。脳みそ縛りのリアル徘徊をしながら、道中にあった地図を見ながらなんとか家に帰還成功。
山の中で野性的な感性を養うオリエンテーリングが街中でもできる脳みそ縛りの魔法。そんなわけで、夏祭りの日中には歩きストロングゼロで徘徊するのが最高に楽しい。