養命酒が必要かも
ここのところひどく蒸し暑くて、額に汗をしている事が増えた。自律神経失調症の悪化とも関わっているのかもしれない。「額に汗して」なんて言うと、なんだか爽やかなイメージがするけど、それには程遠い。酒に悪酔いしてのぼせ状態になった時のような感じが続いている。上半身だけがやけに汗をかくみたいな症状を調べてみると男性更年期障害の症状によく当てはまるようだ。本当に養命酒を飲むべきなのかもしれない。
更年期障害なんてまだまだ先の話だと思っていたけれど、老いは確実に自分を蝕んでいる。小児成人病なんてあるぐらいだし、生き急いでいれば更年期障害が少しぐらい早く来ることもあるのかもしれない。「生き急いでいる」という時には寝ないとか、緊張状態みたいな過酷な環境に身を置き続ける側面と、早くに結婚なり昇進などの実績を解除していく側面があるのだけど、前者は物理的に老けやすくて、後者は精神的に老けやすいように感じる。
ストレスは大敵
一晩中死の恐怖に震えたら白髪だらけになっていたなんて話がある……てのは流石に創作らしいのだけどストレスが続くと白髪になりやすいのは事実のようだ。逆にストレスによって思考が老成するなんて事は聞かない。急激に実績を解除することによってストレスに当たる可能性が増えるという事はあるかもしれないけれど。
物理的な老成が急激にきている事に比べると精神的な老成はうまいこといってない。仕事の内容は5年間ぐらい変わってないし、恋愛観に至っては社会人3年目ぐらいからろくにアップデートされてない。味覚なり遊び方もだいたいそのぐらいで止まっている。それに限らず教養だとか経験だとかが足りなすぎて精神的には停滞しながら、物理的には早すぎる老化による崩壊に向かう現状を受け入れてしまっているのではないかと思う事がある。
健康な心身が必要となる
物理的な時間進行を遅くしながら、仮想的な時間進行を早めることで相対的な「僕の体験量」を極限まで増やすための「試み」をしていたという事である。それは大抵の試みと同じように一定の範囲でうまくいって、一定の範囲でうまくいかなかった。
これは目指していた方向と完全に逆の進行だ。僕に必要なのは健康な心身を保とうとすることと経験を積むための時間と機会を確保すること。やれやれ、両方やらなきゃいけないというのが、人生の辛いところだ。
ベターを選ぶこと
政治家というのはミッションを負ってまっすぐ行くのではありません。可能なこととの中からたえずベターを選ぶ能力がないと政治家はできるはずがない。ー岸由二さんー元記事 http://t.co/lGIeWfpWSl [ほぼ日手帳・日々の言葉・2014/6/27] #techo2014
— ほぼ日刊イトイ新聞 (@1101complus) 2014年6月27日
もちろん、完全な停滞も完全な加速もない。「∞」も「1/∞」もない事は前提とした上で可能なことの中からたえず「ベター」な選択肢を選ぶこと。身体の崩壊を抑えて、精神を加速させるようにベクトルを補正していきたい。

- 作者:鈴木祐
- 発売日: 2021/02/03
- メディア: Kindle版